気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

風帯ってどうしてあるの

2017-11-20 16:51:15 | 日記
今日二十日は、亥の月、一の亥の日にあたり、
銀杏で玄関に講習会での『玄猪包』を飾りました。
 

庭では昨日も寒い中、満天星躑躅が赤く色づき
侘助椿も咲きだしてくれ、冬にむけ重宝します。 
   
自宅稽古なのですがこのところの所要で、
そのしわ寄せが、先週末から5日続きのお稽古の予定、
昨日も小習事「軸荘」、はじめての方ばかり、
 
”普段飾ることも少なく適当に扱っていたのですが、
 この機会に教えて頂けて有難い”との言葉があり、
喜んで頂きました。
長男・次男の家もそうですが、最近の家の和室は一間か
ない家も増えていますし、床の間となると。

この話を相方にしますと、八双から下がるひらひらは
どうして付いているの?と私に聞くのです。今ですか?
「風帯」で鳥除けと聞き及ぶと答えたのですが・・・
藤田月霞堂より引用
風帯』とは、新版・茶道大辞典(淡交社)によると
”表具の部分名称。掛物表装の天の部分に、幅を三等分
 した境目に天の長さだけ下げる裂。上部は表紙竹に
 巻き込んで留め、下部は左右の両端に小さな総の露花
 を付ける。中国では驚燕・払燕とも称して画面に紙条
 を付していた。鳥除けだったといわれる。
わが国でも
 これに倣い、垂風帯を本式としている。この他、
 取りはずしできる掛風帯や、白い唐紙を貼り付けた
 押風帯もある。押風帯は宗旦好みと伝える。なお
 風帯の裂は普通一文字と同裂とするが、中廻しと同裂
 とした場合は中風帯と称する。風帯の幅は下一文字と
 同幅またはそれより少し太いめである。
 連幅・柱隠などの細物では風帯は一本とし、二本分の
 太さにし、その先端を剣先にすることもある。”と

なお辞典には、”倣い・・・している”としていますが
「日本人の美意識による立体装飾されたもの」
「単に装飾するものとして発展し、形式だけが残った」
書き込みもみられました。

お稽古は、炉開きの善哉をお出しして、干菓子は
京都・亀屋良永の『飄々』と大阪の?栗納豆を
ふくべ型で季節がすこし遅かったかも、
ふくべに雪が積もったようにみえませんか。
それとも、とらえどころがないのでしょうか?
 
お稽古できる喜びに勝るものはありませんね。

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