気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

井口海仙宗匠の「新版・茶の湯読本」を

2017-09-18 17:00:02 | 書籍
朝から太陽が顔を出し台風一過の秋晴れと思いきや
東の若草山上空には雲が・・・
でも若草山頂上から中腹にかけ光り輝いておりました。
 頂上 中腹
若草山に光り踊れる野分過ぎ
            愚句

昨日伺った一休寺月釜、替茶碗の一碗は志野焼で
銘「大和」、井口海仙宗匠の書付が・・・
そういえば、
電車の中で今読んでいる『新版・茶の湯読本』淡交社、
井口海仙宗匠が著者だったことを思い出しました。
 
宗匠は1900年に裏千家十三代圓能斎の三男として生まれられ、
幽静庵と号され1982年に逝去されたが、「茶道入門」保育社
「茶人のことば」「水屋の話」「新版・茶道大辞典」などを
著されており、この本は昭和34年に著された「茶の湯読本」を
没後三十年を前に2011年に新版として発行されております。
「BOOK」データベースによれば、
”茶の湯の宗家に生を享けながらも、その世界を客観視する
 ことの できた稀有な人、そして真の茶人、数寄者として
 茶の湯の伝統と現代について深く思いをめぐらせ、
 該博な知識をユーモアとウィットをこめて、
 人柄そのままに穏やかに説き語る。”と
構成は、あとがきを含め234頁を三章からなり、
第一章 「茶道こぼれ話」49話
第二章 「食べ物談義」 11話
第三章 「茶染随筆」  16話
一話当たり1頁から7頁までで多くは2頁と短く、
簡潔に記され気楽に読めますが、得る物は目から鱗状態、
ぐいぐい惹かれ、降りる駅も忘れるほどでした。
読み終えて普通なら書棚に直行ですが、
しばらくは手元にて・・・、
時間があれば、調べものとして再度読みたい本に。

でも増えるばかりの本、アマゾンさんが悪いからでしょうか
つい簡単に注文出来てしまいますからね。
こればかりは性分もあり、お許しをと相方にも・・・

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