今日の奈良は、真上から西側の空は所々に雲が湧き、
強い日差しが、ところが若草山を望む東南側の空は、
一面の雲に、昼からは突然の雨も予想されております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/43/174e73cdb4e5b46e01b317e65c861da7_s.jpg)
最近気になる植物が、あります。それは
先日伺った大和文華館の文華苑の草木で、「莢蒾」と札が
この漢字はなんて読むのかなーと、目を凝らすと
小さくふりがなで「がまずみ」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/65/04960febf1d51a2337e6b11707b07781_s.jpg)
聞いたことがない植物名、わざわざ札が掲げられており、
これはと調べてみますと・・・「莢蒾・ガマズミ」は
漢語では「きょうめい」とよび、春頃に白い花を咲かせ、
夏に赤い果実を実らせ、秋に紅葉する木だそうで、
英語ではJapanese bush cranberry、なるほどで
この果実は生で食べると酸味があり、ガマズミ酒という
果実酒になり、血がサラサラになるとも?
(*東北地方のマタギの伝承された「ジョミ」)
古代には染料にも用いられたそうです。
牧野富太郎博士は、「ズミ」は「染め」の転訛したもので
万葉集の「スガノミ」がガマズミのことと考えられた。
『真鳥住む卯名手の社の菅のみを
衣に書きつけ服せむ児もがも』
(万葉集巻7、1344 作者不詳)
『植物記 ちくま学芸文庫』筑摩書房より
なお博士は菅のみと記されたが万葉集では菅の根に。
面白いのは、「日本人と植物」 岩波新書 青版 では
「ガマズミ」を「神ツ実」として神を暗示する植物として
紹介されており、古代日本人の感性がうかがい知れますね。
『がまずみの実を舌にのせ鳥になる』
蓬田紀枝子
晩夏から秋になれば、赤い実に、
この頃、大和文華館へ拝見に伺わねばなりませんね。
強い日差しが、ところが若草山を望む東南側の空は、
一面の雲に、昼からは突然の雨も予想されております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/1c/aab0bf6fcc4392858b65be550dc88504_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/43/174e73cdb4e5b46e01b317e65c861da7_s.jpg)
最近気になる植物が、あります。それは
先日伺った大和文華館の文華苑の草木で、「莢蒾」と札が
この漢字はなんて読むのかなーと、目を凝らすと
小さくふりがなで「がまずみ」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/ac/ee9e1c0697986ba870f82a81159b716d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/65/04960febf1d51a2337e6b11707b07781_s.jpg)
聞いたことがない植物名、わざわざ札が掲げられており、
これはと調べてみますと・・・「莢蒾・ガマズミ」は
漢語では「きょうめい」とよび、春頃に白い花を咲かせ、
夏に赤い果実を実らせ、秋に紅葉する木だそうで、
英語ではJapanese bush cranberry、なるほどで
この果実は生で食べると酸味があり、ガマズミ酒という
果実酒になり、血がサラサラになるとも?
(*東北地方のマタギの伝承された「ジョミ」)
古代には染料にも用いられたそうです。
牧野富太郎博士は、「ズミ」は「染め」の転訛したもので
万葉集の「スガノミ」がガマズミのことと考えられた。
『真鳥住む卯名手の社の菅のみを
衣に書きつけ服せむ児もがも』
(万葉集巻7、1344 作者不詳)
『植物記 ちくま学芸文庫』筑摩書房より
なお博士は菅のみと記されたが万葉集では菅の根に。
面白いのは、「日本人と植物」 岩波新書 青版 では
「ガマズミ」を「神ツ実」として神を暗示する植物として
紹介されており、古代日本人の感性がうかがい知れますね。
『がまずみの実を舌にのせ鳥になる』
蓬田紀枝子
晩夏から秋になれば、赤い実に、
この頃、大和文華館へ拝見に伺わねばなりませんね。