気軽に茶道をしてます。

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梅雨明けした奈良、梅雨明け前の捩花

2017-07-19 15:37:30 | 季節の花々
やはり梅雨明けの発表がありましたね。
総雨量は60日間で平年比55%と少なく、今後が心配に。
行基さんの噴水も止められないことを祈りたいですね。
行基菩薩像7/19,10時
御蓋山が霞み、暑い中観光客の方々も汗を拭き拭き、
東大寺方面へ向かわれておりました。
JR奈良駅 三条通り
私も朝から奈良市内で動き回り、ハンカチを絞ると・・・
絞ると言えば、ネジネジ・あの花を忘れております。

あの場所で咲く『ネジバナ‣捩花』を先月中旬訪れると、
なぜかしら雑草が刈り取られておりました。残念なことで、
もう一つの場所は・・・散歩道からほんの一歩なのに、
暑くてなかなかそこまで足が向きません。意を決し
数日前にやっと、遅いかなーと思いながらも訪れると、
陽に照らされ黒々とした姿もあり、終わりかけでした。
 
でも最後に今年も清楚な姿を拝見できました。
『文字摺(もじずり)や稚児のはしゃぎし過ぎし日や』
                     愚句
 
別名モジズリは牧野富太郎によれば、捩(もじ)れ摺(ず)りの
意味で、花穂のねじれ巻く状態を表していると。
百人一首にもその名が記されておりますが、
江戸時代から栽培され「花壇地錦抄」では「もぢずり」と
近年では奈良に越した30年前に一時期野草ランのブームが、
義母も大事に鉢植え等をされていたのですが・・・
あっという間に出てこなくなったことを思い出しました。
成書によると放任状態の方がよく、植え替えることで土中の
共生菌との関係が壊れ、開花結実した時に養分を使いはたし
枯れてしまうのだそうです。教えてあげれば・・・遅きに。
手を掛けないほうが・・・もう遅いですが子育てと同じ?
種が飛び、雑草の如く生き続けているのですね。