彼女の軌跡
どこからともなく甘い火が点る、速やかに流れない水の悲鳴をごまかそうとでもするかのよ...
確かな暗闇
街外れのぽっかりと空いた瓦礫の角に まもなく輪郭を失いそうな時代錯誤な洋館の影 悪趣味...
STRIPPED
すがる手を払う様に過ぎる飢えた12月の星の煌めきの下で 打ち破る隙間が見つからなくて同...
ムーン・パレス
君は首筋に月のしずくを残したままで 俺がそこから立ち去るのを物陰のトカゲの様に待っ...
グッバイ・ハニー
仕方ないな 何を選ぼうが、俺の所存じゃない 掟破りで、何か出来るなんて思い込めるには...
酩酊―オールモースト・ブルー
一番長い哀しみの澱むキッチンで 淫らな女の様に誘ってる死神 唇は紅く、黄泉に連れ添...
太陽は確かに
何かあった 何が見えた 暗白色のまどろみの中、インポテンツの悲鳴が乱れる デジタル・ビー...
突き抜けるスカイ
枯れ草の積み上げられた空地 細長い雲が流れてゆく空 歌詞が思い出せないままの 途切れ...
last call
砂埃にまみれ辛苦が戯れの様に五感を食い荒らす午後に 憧れを見事に統率したままのお前の...
ようこそ、捨てられたピッツァ
存在しているようで存在していない架空の街で 俺はヤゴに似たタクシーを捕まえた ヤゴっ...