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途轍もなく赤いキャンバスが垂れ流す言語
時間は降り続ける針の雨だ、すべてが的確に俺を貫いては床を鳴らして消える、概念的な血みどろ、底無し沼に踏み入ったかのように身動きもままならない、それは痛みには思えなかった、それは傷と...
Egg Shell(脆いが硬い)
脳髄に寄生して根を張った狂気が頭蓋を穿孔しようとしていた、俺はいつだって自分のことを確...
怪談
放置された骨組みだけの車のそばには細やかな花が咲いていた、二十年も前にそこで中年夫婦の...
PAC-MAN
朦朧と彷徨う午後を適切な言葉で語ればどうにか恰好がつく気がして、汗ばんだ肌の不快感は無視することにした、太陽はかろうじて顔を覗かせている程度で、圧倒的な湿度の高さがすべてを塗り潰し...
miscellaneous valves(その他のバルブ)
細い光と目蓋の痺れ、サンドノイズの残響と湾曲した夢の欠片、不器用な蛇のように身体を捩じ...
torrential rain
望むとか、望まないとか、そんなもの、特別人生において重要な事柄でもないだろう、何の意味も無く道端でいきなり切り刻まれるやつだって居るさ、夢を見続けるやつなんて阿呆だ、だけど諦めを達...
ふざけた世界にさよならを
伸び過ぎた髪を手早く纏めたら企んでる顔でこちらへおいで裁きを受ける覚悟なら出来てるひと...
散らばった骨はひとつところに集めておけばいい
静物たちは沈黙し続けながら俺たちの詩を見届けようとしている、きっとやつらにとっては一番興味深い現象なのだろう、そしてそれは余程の例外を除いては滅多にお目にかかれるものじゃない、当人...
ホワイト&ブルー
晴天の空に爆撃の幻を見た、川に架かる大橋の上で…川面は誘爆のようにあちこちで煌めき、目覚めたばかりの俺の網膜を何度も刺した、西からの強...
いつか、まあ、そのうち
ありのままの僕で居ることは恥ずかしいことだから柔らかい花をたくさん摘んで外壁のそばです...