世界にはどうしてこんなにたくさんの音が溢れているのだろう
曖昧な空間に出来た亀裂の中に身体を溶かして連続する呼吸はまるで推敲の足りない台本の...
そうしてこの部屋は留守になる、すべてが―すべてが。
本当の欲望の姿は尖った鉛筆の芯で軽く打った点の様なもので ともすればまぶたが落ち...
もしかしたらそれはさっきの鳥かもしれない
まだ淡い色の枯れ葉が積もる遊歩道を抜けて 偽善的な11月の太陽の陽射しを浴びに行く...
煤けた夜
どす黒い流動体の官能的な変化だ、分類されなかったあらゆる感情を生のまま飲み込みながら...
どれもすべてたったひとつの生
超自然的に増幅されたそれは重く、濡れた毛布の様に背中からのしかかり、脊髄の軋...
こころは瞬くうちに
知らない森を歩き 知らない木の実を捥ぎ 知らない蜜を舐めて 知らない水を飲む 細胞は情報を更新して 肉体は塗り替えられる そ...
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