ホノマラ4年の大原です。去年に引き続いて大会録書きますね。
【はじめに】
秋田100キロに出るのは去年に続いて2回目。去年は、最初はゆっくり目に入ったつもりだったが、エイドでの休息が少なかったこともあり、暑さにやられて早々失速。50キロ付近ですでに限界になり、64キロのエイド直前で倒れて病院に運ばれるという結末だった。この厳しさから、ウルトラはもうやめようかなと思っていたが、やはり悔しさが残っていたこともあり、今年もエントリーした。練習量は、8月は距離練などで250キロに乗せたが、9月はあまり練習を積めず、リレーで走ったくらいになっていた。それでも80キロは稼いでいたかな。
【前日】
盛岡で冷麺を食べる予定だったが、わんこそば組に欠員が出たことにより、急遽わんこそばに移動。男子9人がaoくんに見守られながらわんこそばに挑戦した。自分は行けるところまで行こうと思い、60杯までは順調に行ったが、そこから急にそばが喉を通らなくなり、結局80杯で挫折。何とも言えない結果となった。100杯以上食べる人すごすぎ。
その後は秋田に移動し、買い出しをして、前夜祭に参加。またそばを食べたが、なぜかいけた。
宿に移動し、きりたんぽを食べ、夜9時には寝た。
【当日】
朝2時に起き、朝食としておにぎりとバナナとゼリーを食べ、出発した。3時半にはスタート会場には着いていたはず。去年脱水になったことを考え、リュックにペットボトルを2本入れて走ることにした。最初に飛ばすのは避けたかったので、後方からスタートしようと決める。
【レース展開】
時計の性能が良くないため、ラップは正確に測れていないので記憶で語ります。
・スタート~25km
ビニールをかぶってスタート。しかし、暑かったため3キロで取った。最初のほうはホノマラーたちと並走。5kmの通過は35分強だったが、あまり気にせず走る。10キロの通過は68分強だったような。ここから少し走ってエイドに到着。去年の教訓を生かし、しっかりと水分補給をする。ここら辺から単独層が始まる。14㎞、18㎞のエイドでも同じ。ここら辺では休憩含めてキロ6~7分で走っていた。20キロの通過は2時間16分くらいで、去年よりも少し遅かったが、気にしないことにした。20キロ直前でsskの応援を受けて頑張ろうと思った。25キロの通過は2時間50分弱だった気がする…。ここで、いつの間にか追い抜いていたらしいarmtさん、akmtに遭遇。
・25km~50km
そこからしばらくキロ6.5~6.7くらいでの走りが続く。そしてarmtさんには先に行ってもらった。そして、yktさんともこのあたりで抜きつ抜かれつつの展開になっていたが、上りで歩いていたため、先に行くことにした。去年自分は、峠ののぼりをずっと歩いていて、スタミナも使い果たされていたが、今年は去年よりも元気だったので、どんなに遅くなってもいいから走って上ろうと思った。案の定ペースはキロ7.5くらいまで落ちていたが、走って上れたため、ずるずるいかなくてよかった。上った後は下りだったが、下りは自信があったため、ハイペースで行った。ここで、armtさんに追いつき、抜いた。そして、中間エイドまでそのまま流れで行った。中間エイド到着は5時間36分くらい。ここで、abmk、isgr、tuki、ssk、armtさんに遭遇し、元気をもらう。15分くらい休んでから出発する。50キロ通過は5時間54分で、去年よりも速い。上りが去年よりも快調に上れたからかな。
・50km~75km
早々isgr、armtさんに追いつき、デッドヒートとなるが、56キロ付近で離れて先に行く。そして、60キロのエイドに到着する。去年と違って元気だった。この時のペースはキロ7弱くらい。そして、62キロ付近から雨が降ってくる。そして、少し走ると、つらそうに走っているabmkがいたので、声をかけて先に行く。そして、64キロのエイドに到着し、去年の自分を超える。そして、エイドで水分と食料を十分に取ることを忘れずに行った。70キロの通過は8時間25分くらいだった。このくらいから完走を意識し始める。しかしペースは明らかに落ちていた。もう歩きたくなっていたが、このタイミングで歩き出すとずるずるいくと思ったので、このときはエイド以外では歩かないと決めていた。
・75㎞~ゴール
75kmを突破すると、いよいよ足を前に運ぶのが精一杯になってくる。しかし、完走したかったため、気持ちで足を前に運んでいく。80キロの通過は9時間45分くらい。この直後のエイドで、sskとhsgwが応援していて、とても励みになった。ここまで来たら絶対に完走しないとと思った。しかし、足はもう限界だった。81キロを過ぎたあたりの上りでついに歩いてしまった。しかし、その直後が下りだったので、そこからは走ることができた。82kmのエイドでtukiを見かけ、さらに後ろから復活したabmkとarmtさんが来る。この2人が快調そうだったので、このエイド直後に引き離された。しかし、自分は完走が目標だったので、心が折れることはなかった。足は限界で、また雨が降り出していたが、なんとか足を前に進めていた。この時は、次のエイドまであと何分かということを考えながら走っていた。それをモチベーションとして走っていた。90キロの通過は11時間15分~20分くらいだった。この時、時計を見て、上りを歩いても完走できると思った。しかし、止まったら終わりだと思った。なお、この区間においては、エイドで休息をしっかりと取っていた。エアサロもすべてのエイドで足にかけていた。この時、ペースは休憩を含むと、キロ8~9まで落ちていた。
90キロを過ぎて唯一怖かったのは、古傷の左ひざが再発することだった。これが再発したら終わりだと思った。運よく(?)ひどく痛むことはなく、とても安心した。91キロ付近でtukiに遭遇し抜いたが、次のエイドで抜き返された。しかし、その直後に再びtukiに遭遇し、元気がなさそうだったため、声をかけて抜いた。この時自分も、上りは歩いていて、足は限界だった。95キロ付近のトンネル内において、前を走っていたabmkとarmtさんを再び抜いた。そして、トンネルが終わると下りだったので、しっかりと走れた。最後のエイドでもしっかりと休み、残り3kmを迎える。時間を見ると、12時間14分。ここで、完走を確信した。ここからは、足も限界だったので、無理をせず、歩いたり走ったりを繰り返した。つらかっただけでなく、応援の声を受けたこともあり、本当に泣きそうだったが、ゴールまで走り切ってしまおうと思った。そして、去年は切ることができなかったゴールテープを、今年は正面から切ることができた。タイムは12時間40分ぐらいだった。
ゴール後、涙が止まらないくらいあふれてくるかと思ったが、少しにとどまった。しかし、感動はすさまじいものだった。走ってよかったと思うとともに、応援にこたえられてよかったという安心感に包まれた。なお、リュックに入れていた水はほとんど飲まなかった。
【レースの感想】
まず、去年の悔しさを晴らすことができてよかった。ウルトラを完走することで、自分は強くなったと感じた。そして、自分が90キロ以降に抜いた3人が、全員完走したようでよかった。ただ、本当は全員で完走したかったので、残念な気持ちは残った。今回リタイアしてしまった人も、決して頑張ってなかったわけではないし、次にウルトラに出る機会があれば、絶対に完走してもらいたいと思った。
【レースでの教訓】
①練習はちゃんとしましょう。練習不足はけがの原因にもなります。
②給水、給食はちゃんととりましょう。脱水、ハンガーノック、体調不良の原因になります。
③飛ばしすぎは禁物です。後に響きます。
④完走したいという気持ちが大事です。気持ちが切れたらずるずるいってしまい、いい結果は得られません。
ウルトラは本当にきついですが、完走すると本当に感動します。この大会録を読んで、ウルトラに興味を持ってくれる方がいてくれればうれしいです。
【はじめに】
秋田100キロに出るのは去年に続いて2回目。去年は、最初はゆっくり目に入ったつもりだったが、エイドでの休息が少なかったこともあり、暑さにやられて早々失速。50キロ付近ですでに限界になり、64キロのエイド直前で倒れて病院に運ばれるという結末だった。この厳しさから、ウルトラはもうやめようかなと思っていたが、やはり悔しさが残っていたこともあり、今年もエントリーした。練習量は、8月は距離練などで250キロに乗せたが、9月はあまり練習を積めず、リレーで走ったくらいになっていた。それでも80キロは稼いでいたかな。
【前日】
盛岡で冷麺を食べる予定だったが、わんこそば組に欠員が出たことにより、急遽わんこそばに移動。男子9人がaoくんに見守られながらわんこそばに挑戦した。自分は行けるところまで行こうと思い、60杯までは順調に行ったが、そこから急にそばが喉を通らなくなり、結局80杯で挫折。何とも言えない結果となった。100杯以上食べる人すごすぎ。
その後は秋田に移動し、買い出しをして、前夜祭に参加。またそばを食べたが、なぜかいけた。
宿に移動し、きりたんぽを食べ、夜9時には寝た。
【当日】
朝2時に起き、朝食としておにぎりとバナナとゼリーを食べ、出発した。3時半にはスタート会場には着いていたはず。去年脱水になったことを考え、リュックにペットボトルを2本入れて走ることにした。最初に飛ばすのは避けたかったので、後方からスタートしようと決める。
【レース展開】
時計の性能が良くないため、ラップは正確に測れていないので記憶で語ります。
・スタート~25km
ビニールをかぶってスタート。しかし、暑かったため3キロで取った。最初のほうはホノマラーたちと並走。5kmの通過は35分強だったが、あまり気にせず走る。10キロの通過は68分強だったような。ここから少し走ってエイドに到着。去年の教訓を生かし、しっかりと水分補給をする。ここら辺から単独層が始まる。14㎞、18㎞のエイドでも同じ。ここら辺では休憩含めてキロ6~7分で走っていた。20キロの通過は2時間16分くらいで、去年よりも少し遅かったが、気にしないことにした。20キロ直前でsskの応援を受けて頑張ろうと思った。25キロの通過は2時間50分弱だった気がする…。ここで、いつの間にか追い抜いていたらしいarmtさん、akmtに遭遇。
・25km~50km
そこからしばらくキロ6.5~6.7くらいでの走りが続く。そしてarmtさんには先に行ってもらった。そして、yktさんともこのあたりで抜きつ抜かれつつの展開になっていたが、上りで歩いていたため、先に行くことにした。去年自分は、峠ののぼりをずっと歩いていて、スタミナも使い果たされていたが、今年は去年よりも元気だったので、どんなに遅くなってもいいから走って上ろうと思った。案の定ペースはキロ7.5くらいまで落ちていたが、走って上れたため、ずるずるいかなくてよかった。上った後は下りだったが、下りは自信があったため、ハイペースで行った。ここで、armtさんに追いつき、抜いた。そして、中間エイドまでそのまま流れで行った。中間エイド到着は5時間36分くらい。ここで、abmk、isgr、tuki、ssk、armtさんに遭遇し、元気をもらう。15分くらい休んでから出発する。50キロ通過は5時間54分で、去年よりも速い。上りが去年よりも快調に上れたからかな。
・50km~75km
早々isgr、armtさんに追いつき、デッドヒートとなるが、56キロ付近で離れて先に行く。そして、60キロのエイドに到着する。去年と違って元気だった。この時のペースはキロ7弱くらい。そして、62キロ付近から雨が降ってくる。そして、少し走ると、つらそうに走っているabmkがいたので、声をかけて先に行く。そして、64キロのエイドに到着し、去年の自分を超える。そして、エイドで水分と食料を十分に取ることを忘れずに行った。70キロの通過は8時間25分くらいだった。このくらいから完走を意識し始める。しかしペースは明らかに落ちていた。もう歩きたくなっていたが、このタイミングで歩き出すとずるずるいくと思ったので、このときはエイド以外では歩かないと決めていた。
・75㎞~ゴール
75kmを突破すると、いよいよ足を前に運ぶのが精一杯になってくる。しかし、完走したかったため、気持ちで足を前に運んでいく。80キロの通過は9時間45分くらい。この直後のエイドで、sskとhsgwが応援していて、とても励みになった。ここまで来たら絶対に完走しないとと思った。しかし、足はもう限界だった。81キロを過ぎたあたりの上りでついに歩いてしまった。しかし、その直後が下りだったので、そこからは走ることができた。82kmのエイドでtukiを見かけ、さらに後ろから復活したabmkとarmtさんが来る。この2人が快調そうだったので、このエイド直後に引き離された。しかし、自分は完走が目標だったので、心が折れることはなかった。足は限界で、また雨が降り出していたが、なんとか足を前に進めていた。この時は、次のエイドまであと何分かということを考えながら走っていた。それをモチベーションとして走っていた。90キロの通過は11時間15分~20分くらいだった。この時、時計を見て、上りを歩いても完走できると思った。しかし、止まったら終わりだと思った。なお、この区間においては、エイドで休息をしっかりと取っていた。エアサロもすべてのエイドで足にかけていた。この時、ペースは休憩を含むと、キロ8~9まで落ちていた。
90キロを過ぎて唯一怖かったのは、古傷の左ひざが再発することだった。これが再発したら終わりだと思った。運よく(?)ひどく痛むことはなく、とても安心した。91キロ付近でtukiに遭遇し抜いたが、次のエイドで抜き返された。しかし、その直後に再びtukiに遭遇し、元気がなさそうだったため、声をかけて抜いた。この時自分も、上りは歩いていて、足は限界だった。95キロ付近のトンネル内において、前を走っていたabmkとarmtさんを再び抜いた。そして、トンネルが終わると下りだったので、しっかりと走れた。最後のエイドでもしっかりと休み、残り3kmを迎える。時間を見ると、12時間14分。ここで、完走を確信した。ここからは、足も限界だったので、無理をせず、歩いたり走ったりを繰り返した。つらかっただけでなく、応援の声を受けたこともあり、本当に泣きそうだったが、ゴールまで走り切ってしまおうと思った。そして、去年は切ることができなかったゴールテープを、今年は正面から切ることができた。タイムは12時間40分ぐらいだった。
ゴール後、涙が止まらないくらいあふれてくるかと思ったが、少しにとどまった。しかし、感動はすさまじいものだった。走ってよかったと思うとともに、応援にこたえられてよかったという安心感に包まれた。なお、リュックに入れていた水はほとんど飲まなかった。
【レースの感想】
まず、去年の悔しさを晴らすことができてよかった。ウルトラを完走することで、自分は強くなったと感じた。そして、自分が90キロ以降に抜いた3人が、全員完走したようでよかった。ただ、本当は全員で完走したかったので、残念な気持ちは残った。今回リタイアしてしまった人も、決して頑張ってなかったわけではないし、次にウルトラに出る機会があれば、絶対に完走してもらいたいと思った。
【レースでの教訓】
①練習はちゃんとしましょう。練習不足はけがの原因にもなります。
②給水、給食はちゃんととりましょう。脱水、ハンガーノック、体調不良の原因になります。
③飛ばしすぎは禁物です。後に響きます。
④完走したいという気持ちが大事です。気持ちが切れたらずるずるいってしまい、いい結果は得られません。
ウルトラは本当にきついですが、完走すると本当に感動します。この大会録を読んで、ウルトラに興味を持ってくれる方がいてくれればうれしいです。
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