忘れないうちに、講座の内容を書きとめておきます。
今回は、“ボランティアコーディネーター”について学びました。
先回と同じくグループワーク。社協職員のKさんから、次のようなお題が出されました。
小学生に高齢者疑似体験(体のいたるところに装具をつけて体験)をしてもらう際に
A)どんな体験をさせるのか?
B)何を学ばせたいのか?
ということで、話し合いが始まりました。
A)どんな体験をさせるのか?
教室の中を歩く、平均台の上を歩く、階段の昇降、文字を読む、音楽をかけてみる…etc
B)何を学ばせたいのか
不自由さ、文字の見にくさ、聞こえにくさ、階段での昇降の大変さを知ってもらう…
という、いろいろな意見が出されました。
★社協Kさんからアドバイス
みんなは、体験させる内容を一生懸命考えているけど、
まずは何を学ばせたい、学んでほしいのかを考えることでやることが決まってくる
的なことを言っていました。
結局わたしたちのグループとしてのまとめはこうなりました。
B)何を学ばせたいのか?
・不自由さのある中からの気づき(相手を理解して必要なことがわかる)
・お年寄りとのコミュニケーションの取り方を知ってもらう…声掛け(体験からの行動化)
A)どんな体験をさせるのか?
普段日常で自分自身が行動することと、高齢者疑似体験という特殊な体験を重ね合わせることで、より身近に問題を考えることができるだろうということで…
起きる→トイレ→食事→歯磨き、段差などをひとつの教室の中でセッティングして体験してもらう。
そんな感じになりました。
★社協Kさんから
Kさんが、小学校へ福祉体験講座の講師として出かけたときのこと。
4つの障がい(身体、視覚、聴覚、触覚)のうちひとつだけ、自分がこの障がいになると困るのではないかと思うのは何ですか?そんな問いかけをしたのだそうです。
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その質問から、こんな展開へ。
「みえる障がい」と「みえない障がい」
「みえる障がい」→身体、視覚…わかりやすいので、助けやすい
「みえない障がい」→聴覚、触覚(内部障がい)…わからないので、助けにくい
お年寄りになるとすべての障がいの症状がでてくるけれども、中でも耳が聴こえにくくなると、孤独感に陥りやすい…どうしたらいい?
といった感じで。。。
わたしとしても、そういうことはわかっていても、そんな風に話を展開していくことは全然考えもしませんでした。
次に、
コーディネーターに必要なことは?
というテーマでした。
ひとの話を聞く(傾聴)、ニーズ、ネットワーク、つなぐ、行動力、情報収集、共有、情報発信、思いやり、知識、ボランティア、自分を知る…さまざまな意見が各グループからだされました。
★社協Kさんからはこんな意見が。
知識(ネットワークづくり)‐‐‐‐‐技術(実践)
↓
価値観(自己覚知)
ネットワークは、すべてを把握してつながるということではなく、ひとりのひとからその次のひとを紹介してもらう…そんな形で芋づるのようにひとがつながっていくことでネットワークを作ることができる。
コーディネーターとして必要なことで出た意見をもとにして次回から以下の5つを取り上げ勉強することになりました。
・企画力
・聴く力(話す力)
・ネットワーク(社会資源)
・学校のニーズを知る
・ボランティアについて
私自身、今回勉強をしてみて思ったことは、やっぱり気づくってこと。
それと、まずは方法ではなく、導き出していきたいものを、きちんと自分の中にまとめておくことで、答えがでてくるのかなと思いました。
そういえば、ボランティアコーディネーターなのだから、ボランティアの体験があった方がいいようなことを言っていました。確かに語るにはっていうか、信頼してもらいやすいという点では必要かも。
普段でも思考が停止しているのに、夜はもっと思考停止しそう…そんな中で振り絞って書いてみました。
また思い出したり訂正があったら、修正していきます。
では、きょうはここまで。