ちょボラ日記

ほんのちょっぴりだけど、ボランティアに携わったことを綴っていきます。

継続すること

2012-07-05 19:32:33 | ボランティアあれこれ

昨年の大震災から1年以上が経った今でも復興のためにボランティアさんたちが東北へ出かけて活動をされています。

さまざまな団体からの東北支援活動のボランティアツアーの呼びかけに対して行けない自分がはがゆく思うことがありますが、さすがに要介護5の母親を任せてまで行く気持ちにはなりません。

ボランティアを長く続けていくためには無理を決してしないことだと思うし、家族の理解や協力を得るためにはやはりしなくてはならないこと、大切にしていかなくてはならないこともあります。

さらに、自分にとって与えられた“時期”というのがあるのだと思っています。

では、今自分にとってできる支援といえば、以前ラジオで聞いてたり、講座のときに参加されていたからの話で気になっていた

震災孤児遺児応援ワンコイン・サポーターズ

なのかなと思って、4月からサポーターとして登録させてもらいました。

2030年までという長い支援ではあるけれども、心に留めながらも無理なく継続できる点でわたしにとってはよいようです。

 

それと、あれもこれも…と支援したいことはたくさんあるけれども、やはりどこかで選択していかなくてはならないことが起こります。

選択することに、どこか罪悪感というかモヤモヤした気持ちになるものです。

でも、ひとつの支援活動に一生懸命になるひとがいたり、広く浅く支援するひとがいたり、さまざまなひとがいるからこそ助けたり、また助けられたり、補い、補われ、ひとびとの間を巡りめぐっていくのかもしれません。


お弁当づくり

2012-07-02 07:00:00 | 豊田市BBS会(更生保護ボランティア)

先日ですが、豊田市BBS会ならでは?ということで、社会参加活動の一環としてBBS会員、BBS見学者、保護司さん、更生保護女性会さん、対象少年に観察官、総勢14名でお弁当作りをしました。

※社会参加活動…保護観察所では、保護観察中の少年に対して、社会奉仕活動など社会の一員としてのさまざまな活動を体験してもらう活動をしており、これを「社会参加活動」といいます。BBS会員は保護観察所に協力し、少年たちと共に活動に参加しながら、社会や誰かの役に立つ喜びをわかち合います。(BBS連盟パンフより抜粋)

観察官のアイデアでネックストラップ名札に呼んでほしい名前を書いて首からぶら下げ、いざ料理開始!!

野菜を洗ったり、包丁で玉葱やウィンナーを切ったり、巻きずしをつくったりと、さまざまな年代のひとと交流しながらみんなでお弁当づくり。

こうやって切るんだよ、巻き方がよくなってきたね、肉をだんごにして…いろいろなおしゃべりが自然に飛び交います。

そんな賑やかな雰囲気の中、マイお弁当箱に次々と出来上がった料理を詰めていきます。

そうそう、一緒に参加してくださった年配の保護司さん(ちょっと手が不自由)のために若いAくんが気を使ってお弁当を詰めている姿が印象的でした。

さぁ、素敵なお弁当が出来上がりましたよ

Bくんが弁当箱に詰めたものをちょっと写真に撮らせてもらいました

弁当の中の飾り寿司はこんな感じバラの花がきれいに作られてます

もしかして、わたしより料理がうまいんじゃないか?って

もういっちょおまけでおやきちょっと焦げてるけど愛嬌ってことで

出来上がったお弁当を頬張りながら雑談。もともと食べるのがゆっくりなわたしなので、みんなの話を聞いていたら片づけの時間が来てしまいました。焦ったわたしはお楽しみにとっておいたフルーツゼリーは立ち食い状態にでも、美味しかった

参加してくれた少年も楽しんでくれたようで、また機会があったら継続して参加してもらえたら本当は嬉しいんだけどなぁと思ったりして。

BBS会員のYさんが南フランスのクレープを教えてくれそうな話をしていたし、今回参加できなかったTさんはフィンランド家庭直伝のシナモンロールを教えてくれることになっているので、豊田市BBS会の“食”は本当に楽しい、というか、やっぱりこういう企画って幸せな気分になれるし、みんな笑顔になりますよね。

 

さて、今回のお弁当作り自分用ばかりでなく、お隣の更生保護施設へ持っていく分も作りました。

わたしは施設へは行けなかったんですが、会長とBBS会員と少年たちが届けてくれました。だれかのために作って持っていく…それが案外自分にとって嬉しいことなんだってことを感じてくれるといいんですけどね


ホームスティボランティア

2012-07-01 12:11:32 | 海外のひとと交流

豊田市国際交流協会のホームスティボランティアに加入しているのですが、先週アメリカの学生さんが豊田に来訪していたこともあり、受け入れはしていませんでしたがお手伝いということで足助に一緒に出掛けて行きました。

でも、お手伝いといってもただ一緒に観光するだけなんですけどね

 

アメリカのウェイン州立大学で日本語を勉強している学生さん。先生が厳しく指導しているせいか、礼儀正しく、また日本語で話そうというチャレンジ精神もあるおかげで、日本語しか話せないわたしにとっては助かります。

足助での観光の様子はホームスティボランティア・オープンハートのブログでわかるかと思うのですが、歩きながら話している中で学生さんがなぜ日本語を勉強しているのか、そのきっかけは何か?という質問をしたところ、“アニメ”の影響ということを言っていました。

そして、フランスの学生さんにも以前言われましたが、日本語がきれいだからということも言われました。

世界にはたくさんの言語がありますが、学んでくれている学生さんにとっては、聞いていて耳障りのいい音なのかもしれません。

 

ところで、今回受け入れをしてくださったホストの方から感想を聞いたのですが、そうかもねぇと思ったことがありました。

ホームスティボランティアをしていると、受け入れ家庭であるホスト側の気持ちとゲスト側の気持ちとの間にズレが生じることがあります。

日本のホームスティというと、海外のホームスティ・食事つきの部屋貸し(有料)みたいなもの(娘は実際に体験しておりますが…)と違って、ゲストとの交流をとても楽しみにしているし、もてなしの精神も高いところがあります。

ですが、ゲストにしてみれば食べて寝るだけの場所、と思って部屋に引きこもってしまうひともいます。

そう考えると、今回の学生さんは家族の一員になろうとしてくれたのでとても受け入れしやすかったとホストから大変喜ばれ、学生さんは学生さんで、無料で滞在させてもらい、しかも食事まで提供してもらったことに驚き、さらに兄弟ができたようで本当にうれしかった、ありがとう!と言っているところを聞くと、とても良い関係であったということがわかります。

根本的なホストとゲストの相性はありますが、お互いが気持ちよく過ごすためには、迎い入れる側も迎い入れられる側も謙虚さを持つということは大切なのかなと思いました。

 

さて、ウェイン州立大学の学生さんは先週末に豊田から去り、違う地域へと旅立っていきました。

これからも良き旅と出会いが続くことを願いつつ、次なるWCIのホームスティボランティアが8月末にあるので、それに向かって協力していきたいものです。