ボランティア活動もさまざまです。
その中で経験したことをもとにして感じたことを書いていきたいと思います。
まず第1回目は(第2回目があるの?って感じですね)
~施設ボランティア編~
施設ボランティアとして行っていたのは、障がいのある方のサポート、託児などで、いずれも相手がある活動です。
施設ではときどき、洗濯物を畳んだり、草取りをしてほしいというボランティア活動はありますが、そちらの方はしたことがありません。
さて、いままでわたしが行った施設の中で、“ボランティア担当者”というひとがいたことはほとんどありませんでした。
大体において、約束の時間に行って、そこらへんにいる職員さんにどちらへ行けばいいか聞いたり、何をすればいいか尋ねて言われたことをするといった感じでしょうか。
職員さんも忙しいので、いちいちボランティアさんに関わっていられないでしょうし、そもそも職員さんの手を煩わせてしまうことは、仕事の妨げをしてしまうことになるのでお手伝いをする意味がなくなってしまいます。
ですが、正直施設ボランティアに行ったときに、職員さんが忙しそうにしていて、あいさつもなく、何しにきたの?という感じでみられてしまったことが過去にはあり、そういうときはなぜそんな雰囲気なのにボランティア募集をかけたんだろう?と疑問に思うことがありました。
ずいぶん前のわたしの失敗談です。家でたくさんのすももがとれたので、施設に持って行ったことがありました。ですが、それは利用者さんにとってはよくないことでした。なぜなら、糖尿病を患ったりして、食事制限をされているひともいたからです。施設に何かを持っていくという行為は、慎むべきだとそのときに思いました。
施設でボランティアをしていると、利用者さん同志、利用者さんと職員さん、職員さん同士の人間関係がいろいろとみえてくるときがあります。そして利用者さんの思い、職員さんの思い、やり方など、それに戸惑うこともありました。こういうときのボランティアのフォローはまったくもってどこにもないのです。
≪施設でボランティアをする際に注意すること≫
・施設ではいつも笑顔で、あいさつをきちんと。
・指示された以外のことをする場合は、その施設の方針があるので、職員さんに確認許可をとること。
・利用者さんに対する守秘義務。
・自己満足、自己主張型のボランティアにならないようにする。よかれと思ってすることが、案外と利用者さんと職員さんに迷惑をかけていることもあるのです。
・体調が悪い時に無理してボランティアはしない。利用者さんにうつしてしまったら大変なことです!
長くボランティアさんが携わってくれている施設は、ボランティアさんにとっても居心地のよい場となっているかもしれません。
とにかく施設ボランティアは、施設との協力関係というか、やり方に従わなければならないので、自由度が高いわけではありませんが、言われたことをやる中で最大限に喜んでもらえるように工夫して活動する場であり、直接利用者とコミュニケーションをとることができるという点でとても楽しい活動であるといえるかもしれません。