hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

久我山歳時記⑨〜秋には実のなる木を見に行く

2021-11-23 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』その9。季節も秋から冬になりつつある。気がつけば立冬も過ぎてしまっている。この時期、庭の植物の植え替えの時期で日日草やアサガオ、ポーチュラカと言った植物は花も咲かなくなり、秋から冬の花であるパンジー、ビオラ、プリムラジュリアン、スノードロップなどが新たに植えられていく。


ハナミズキ

また、花と共に秋は色々な木に実がなる季節、柿や栗もそうだが、長く実をつけるものもある。久我山でよく見かけるようになったのはハナミズキ。春にはピンクや白の花を付けるが、秋には赤い実が目を楽しませてくれる。




ソヨゴ

他にも実を付けるのはソヨゴ(冬青)やクロガネモチ、ナンテンなどがある。ソヨゴは常緑樹で名前の由来は風に戦(そよ)いで葉っぱが特徴ある音を立てることから来ており、『戦』と表記される。また、冬青とは常緑樹一般を指す言葉でこれを区別するために『具柄冬青』とも表記される。赤い実がポツンポツン実がさくらんぼのように果柄の先につく様が面白い。



クロガネモチ

一方、クロガネモチは纏って実を付ける。あまり知られていないが、雌雄異株のため、雌株しか実はならない。また、11月頃には真っ赤に実るが春まで残ることが多い。

ナンテン

ナンテンは始めは黄色くなっていた実がだんだん赤くなって行く。実の特徴は木のてっぺん近くにたくさん付ける。葉も紅葉していくので全体の姿も美しい。南天のど飴を聞いたことがあるかもしれないが、ナンテニンという成分が入っていてこれが気管の筋肉を弛緩させる作用があるためだが、ナンテンは毒性も併せ持つため、容量に注意しなければならない。因みに縁起が良い木とされているのは『難を転じる』に通じるためで鬼門に植えるとよい植物と言われている。




ピラカンサ

また、鉢植えなのに沢山の黄色や赤の実を付けるのはピラカンサ、よくこの小さな木にこれだけ実がなるのかと感心するほど。この実を食べた鳥が子孫を遠くまで運んでもらえるようにたくさん実をつけるのだろうか。

ウキツリボク

最後に赤い実のようにみえて花(萼)なのはウキツリボク。赤く見えるのは萼でそこから黄色く覗くのが花弁、萼のために長く楽しむことができる。中々萎れない花、例えばアジサイなどは花弁のように見える萼を愛でているのである。

秋は紅葉が美しいが、木になる実を探してみるのも楽しいものである。


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