『都営荒川線電停からの散歩』その3。相変わらず、電車は混んでいた。三ノ輪橋の次は荒川一中前、その次の『荒川区役所』の電停で降りて荒川区役所を目指す。
電停の前の道を左に歩き、次の角を右に曲がると先には公園が見えてくる。割に広い公園の向こう側に区役所の7階建の建物が見える。
公園はちょうど昼休み時ということもあり、ベンチでのんびりする人も多い。エントランスは車寄せのように緩い坂となっていて玄関も広い。反対側には立派な噴水も見える。
区役所は昭和43年(1968年)築、もう53年も経つ。前回お邪魔した中央区役所よりさらに1年古い。中に入ると『シュプリンゲン』というオブジェがお出迎え、他にも区内の伝統工芸品などが飾ってある。
エレベーターで最上階に向かうが7階は職員の休息スペース、もちろん中には入れず、外の様子も写真には納められなかった。食堂もないし、昔ながらというか、とにかく古い役所という感じである。
区役所の建物を出て、公園内の道を歩くと都電の踏切に出る。これをわたり、左の方に行く。薔薇が植えられ、美しいスカーレットレッドの花が咲き誇る。
三河島水再生センターのレンガ造りの建物が見えるが、1922年に稼働を開始した日本で最初の近代的下水処理場である。今でも荒川区、台東区ほかの下水処理を行なっている現役の処理場である。
すぐ前には荒川二丁目の電停、ここから再び電車に何とか滑り込んだ。(以下、次回)