『久我山歳時記』その10。今年は暖かい日が続き、気温の差が少ないため、紅葉が遅く、また直接茶葉になってしまうことが多い。
我が家のそばに蔦が塀に沿って生えている大きな家があるが、その葉の色づき方をしばらく追ってみた。
(10月16日)
まず最初の写メは10月16日、1〜2枚は少し色づいているが、殆どの葉はまだ緑色である。
(11月3日)
次の写メは11月3日、まだ緑の葉がある一方で黄色や赤色に色づいた葉が増えている。さらに右側の葉はかなりの部分が落ちてしまっている。
(11月23日)
最後が23日全ての葉が赤く紅葉、またさらに葉が落ちてしまっている。ただ、この辺りはひなたのためか、赤く色づいているが、別の蔦は茶色くなってしまっている。
散歩を続けるとズルカマラの赤い実を発見。ナス科の植物でやはりこの実も毒があるため鳥は食べないので残っている。ほかにも見事なナンテンの実も発見。
井の頭線の陸橋を越えたところに皇帝ダリアの咲く家があるが今年も見事な花を付けている。高圧鉄塔のすぐ脇に高さ3mはある茎、その先に薄紫色の花がたくさん咲いていて今が盛りである。
皇帝ダリアの増やし方は面白く、この竹のような茎を地面に植える方法を取る。
さらに線路沿いにはダイダイと思われる大きな木、それに数えられないほどの実がなっている。たわわに実った木を遠くから見るとブドウの実をひっくり返したようである。
我が家の背の低いハナミズキの紅葉も今が盛り。ただ、すぐに風に吹かれて裸になってしまうだろう。
もうすぐ紅葉も終わり、皇帝ダリアの花も枯れてまた寂しいシーズンとなってしまうのである。