仕事絡みの場合とニュース以外のテレビを見ることもさほど多くはないが、たまにクイズ番組を見ているとついつい真剣になってしまう。一方、最近は年のせいなのか頭で分かっている積りでも中々答えが導けず、がっかりするケースが増えてきている。そんなことが同時に起こった。
一昨日テレビのクイズで『現在、大相撲には3人の横綱がいます。白鵬、日馬富士、あと1人は誰でしょう?』という問題が出て、よくあることだが、すぐにCMになった。頭の中にはこの力士の顔は出てくるのだが、名前がなかなか出てこない。一緒にテレビを見ていた妻に聞いても思い出せず、ひたすら長いCMの間考え続けたが、やっぱり答えは浮かばない。
CM明けに女性タレントがボタンを押して『琴欧洲』と答えたが、これは違うのはすぐに分かる。だいだい琴欧洲は引退相撲で苦労した話を先日聴いたばかりだ。
次に男性タレントがボタンを押して『把瑠都』と答えたが、この力士も引退しているし、だいだい横綱になれる器ではない。ただ、デカイだけだ。それに土曜日のバラエティにゲストで出演して福島県に行っていたはず。
最後に中年の男性タレントが『琴奨菊』と答える。最近よく聞く力士の名前だが、確か先場所に優勝したし、まだ大関だ。それにしても、よくこれだけ誤答が続くなあと自分で答えも分からないのに、妙にイラついてくる。
そして、ブザーが鳴り、結局、問題は誰も答えられずに終了。小生たちは固唾を飲んで正しい答えを聞いた。『わかりませんかね。やさしい問題のはずですが。正解は鶴竜です。』
そうだ、鶴竜だ、何で出てこないんだ。確かに3人の横綱の中では一番地味だが、3人しか横綱はいないのに覚えていなかったことに、何だか鶴竜に申し訳なさすら感じる。ただ、回答者は9人もいて誰も分からないとは、本当に鶴竜がこのクイズを見ていないことを心の中で祈った。
某脳科学者はこうして思い出そうとすることで頭が活性化するとはいうが、何となく退化しているようで、正直なところ、自分にがっかりしていた。ところで、このブログを読んだ方、このクイズの答えはすぐに分かりましたか?