hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

高輪、三田周辺の坂道(1)

2016-02-27 05:00:44 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その68。今回は高輪~三田にかけて坂を巡りたい。

起点は都営浅草線泉岳寺駅、下車して第一京浜と反対側、泉岳寺の方に坂を上って行くと道が左右に分かれるが、泉岳寺ではなく、右に曲がっていく。


幸福の科学の東京正心舘という大きな建物の前を通ると今度は坂が左に曲がっていくが、この坂道が『伊皿子坂』。


これは『いさらご』通ると読むが、日本語とは思えない。それもそのはずで坂の名前の由来は明国人伊皿子(いんべいす)が住んでいたからと伝わる。(他にも諸説あり。)

頂上のマンションの前には東京歯科大学が設置した『歯科医学教育発祥の地』の石碑がある。これは1890年高山紀斎が東京歯科大学の元となった高山歯科医学院をこの地に設立したのを記念したものである。

この伊皿子坂交差点を左に曲がると右手に鬱蒼とした森のようなものが見えてくるが、これが高松宮邸である。

その先の都営住宅の入口には大石良雄自刃の碑、確かに泉岳寺から近い。


その先に東海大学高輪台高校が見えてくるが、これを右に曲がると『天神坂』となる。これは昔、坂の南側に菅原道眞の祠があったからと言われている。坂を下りると国道1号線にぶつかる。
この辺りには古くからの餅菓子屋や医院など懐かしい建物と新しく建築されたマンションが入り混じった新旧同居の街並みが面白い。

(以下、次回)