hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

浜松町あたりを歩く

2016-02-06 05:00:07 | 日記

今日は芝大神宮周辺を歩いてみる。芝大神宮は東京十社(根津神社、日枝神社、神田明神、王子神社、品川神社、亀戸天神、白山神社、富岡八幡宮、赤坂氷川神社と当社)の内の1社である。

歴史は古く、縁起では1005年に伊勢神宮内宮及び外宮に勧進して創建したもの。代々の為政者に庇護され、足利為義(尊氏の弟)、太田道灌、北条氏直、豊臣秀吉そして徳川家康の信仰を得た。なお、1598年に増上寺が移転することになり、増上寺に譲り、現在のところに移動した。

社殿は東京大空襲で焼失し、戦後建て直された。現在の社殿は1964年に完成したものである。石の鳥居を潜ると階段があり、社殿はその上にある。


境内を見渡すとここにも力石があるが、この石は50貫目以上あり、江戸時代の力持ちである『川口町の金杉藤吉』が片手で持ち上げたという記録が残っている。1貫目は3.75kgだから単純な計算でも187.5kg、これを片手で持ち上げたのだからすごい力持ちである。


芝大神宮の階段を降りて左に向かうと広い通りに出るが、左に向かうと増上寺の参道となる。目に飛び込んでくるのが、大門。つまり、この地名はこの門に因んだものである。

そばには案内板が立っており、昔の大門の様子が描かれていたが、門前の今は車道となっているところは川があり、太鼓橋がかかっていたらしい。

かつては増上寺の山門からは海がよく見えたようで山手線の向こうはもう海岸だったのだから、この辺りの風景は様変わりである。それこそ、芝浜の主人公が財布を拾った浜があったのだから。

今は世界貿易センターを始め、高層ビルが林立する浜松町近辺にも江戸を感じさせる場所はのこされていた。