大人の遠足①。2018年はあまり鉄道に乗る機会がなかったが、年末になってようやく房総に日帰りで忘年会を兼ねた旅行を敢行。まずは内房線浜金谷駅を目指すのだが、調べると内房線特急のさざなみは平日は東京〜君津のみ、しかも午後のみ、つまり通勤特急しかない。
5、6年前までは内房線の特急は東京発館山・千倉行が5本程度定期列車であったはずだったのだが。ただ、土日は新宿さざなみ号として新宿〜館山を2往復している。
新宿駅7番線は隣の8番線(中央快速東京方面) と違い、止まる電車が極めて少ない。あずさ号の東京行きやホリデー快速、奥多摩号など、この時間は閑散としていて30分以上出発車両はないのである。8時50分にE257系が入線してくる。全体で5両しかないのだが、1〜3号車は指定席、自由席は2両しかないので結構席は埋まる。
9時8分に定刻に出発、隣のボックスには3歳くらいの男の子とお父さん、鉄道マニアらしく子供に熱心に電車の話をしているが、子供も一生懸命聞いている。乗車は秋葉原のはずだったが、親切な車掌さんが千葉まで510円の特急券で行けますよというと錦糸町まで乗ることにしたらしい。こんな相棒ならばいい思い出になるだろうと勝手に考える。
電車は中央線を走るが、いつも使っている四谷、御茶ノ水などは通過して秋葉原にまず停車。反対側は総武線のホーム、通期客が並んでいる。そこから錦糸町、船橋、津田沼、千葉、蘇我と快速電車並みに停まる、もちろんゆっくり走る。
しかし、蘇我を過ぎるとスピードも上り、五井、木更津、君津など京葉工業地帯の煙突を見ながら走る。
君津を過ぎると風景が急に変わり、海も見え隠れ、アクアラインや東京湾フェリーが見えるとすぐに目的地浜金谷駅。駅員は1人配属されている。
浜金谷駅は青い瓦が印象的、駅の跨線橋を登ると海がよく見えて椰子の木が並んでいる。ようやく大人の遠足に来た気分になってきた。今日から5日連続の『大人の遠足』お楽しみに。