『鉄道シリーズ』その145。真岡鐵道の続きだが、閑話休題、よく見るとこの会社は『鉄道』ではなく、『鐵道』を使っている。じつは同様に旧字の鐵道を使う会社が小湊鐵道、大井川鐵道、わたらせ渓谷鐵道、信楽高原鐵道と結構あるが、鉄は金を失うのでげん担ぎで旧字を使っているようである。
話を元に戻して前回の続きだが、気動車が市塙駅を出るとだんだん山に入っていく。次の笹原田駅は周りに何もなく、平均乗降客は20人しかいない。
これは次の天矢場駅も同様であり、1人学生が降りるだけ。まあ、学生と老人以外は自家用車を利用する人が多いのであろう。
そして終着駅が茂木駅である。駅が近くなると逆川の近くに道の駅もてぎが見えてくるが、これは栃木県最初の道の駅。中々斬新なデザインである。
茂木駅は片側にホームが1面だけのシンプルなもの。茂木ではかなりの人が降りる。駅には立ち食いそばもあり、それなりにはやっている。
ただ、茂木町は国際的サーキット場、ツインクルもてぎを誘致したことから観光客は年間240万人とその筋には有名な場所。しかし、真岡鐵道を使って来る客はあまりいないかもしれないが。真岡鐵道で来るのは小生のような鉄道マニア、興味があるのは駅ホーム向かいにある蒸気機関車用の転車台の方である。時間に余裕があればC12が転車台の上で回る姿を見たかった。
8分後には上りが出るので慌しくスタンプを押し、駅の写真と転車台の上写真を撮るなどバタバタ。上りの気動車には小生の他は1人だけ。そのため、ゆっくり車内の写真も撮る。
次の天矢場駅でその人も下車、貸切は3駅であったが、徐々には乗客を拾い、小生は車をとめた西田井駅で下車、往復50分の小旅行となった。