『メトロに乗って』その37。今回は東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線が通る白金台駅を訪ねた。都営と東京メトロの2つの線が通る駅は珍しくはないが、実は白金高輪〜目黒の区間は2つの会社が唯一共用している区間で2つの線の駅が同じホームになっている。さらに両方が東急目黒線に乗り入れている。
ただ、法的には東京メトロが所有、都営地下鉄は第2種事業者という位置付けになる。
沿革は2000年9月26日に両線が同時に開業、開業時から全てホームドアが付けられている。駅は港区白金4丁目にあり、地上に出ると目の前を目黒通りが通っている。
白金台交差点方向に歩くと外苑西通りの始点にぶつかるが、この通りは並木道をプラチナストリートと呼ぶ。いわゆるシロガネーゼたちが闊歩するオシャレな通りで、また、ブティックやカフェが立ち並ぶ。
その先には国立科学博物館付属自然教育園の鬱蒼とした森が広がる。この施設に隣接するように旧朝香宮邸に端緒を持つ東京都立庭園美術館があるが、雨に加え、展示替えのため中に入れないので訪問は断念した。
また、駅に戻り、反対に歩くと東大医科学研究所の古めかしい建物、その先を右に曲がると八芳園のいかめしい長屋門の前に出る。
別段他の街と違いがあるわけではないが、道すがらにあるレストランやカフェも時代がかったオシャレな建物が多くあり、雨のせいかしっとりした町並みのように感じられた。まあ、小生とはあまり縁がなさそうだが。