夏は暑く、さっぱりと酸っぱいものが食べたくなる。今日は日本橋高島屋の地下にある鼎泰豊(ディンタイフォン)にお邪魔して、サンラータンメンを食べることにした。この店は世界10大料理店とも言われる台湾に本店を持つチャイナレストランだが、この店なら気楽に入ることができる。
11時30分というのに半分以上の席が埋まっている。この店は小籠包が有名だが、サンラータンメンに4つ小籠包がついたセットメニューをオーダー。すると生姜の千切りとレンゲの乗った小皿が登場する。
7分程度待つとセイロを幾つか持った女性がサーブしてくれる。小籠包は小ぶりで皮の薄いタイプ。レンゲに載せ、上の部分をかじり、酢醤油を加えた生姜の千切りを載せて食べる。驚くほど熱くはないが、スープが美味い。
一つは黒酢で頂くが、これもいい。写真を見ると分かるが、そこに引いた荒く編んだ布のため、小籠包の底がくっついて、割れてスープが溢れる悲しい事件は起きることはない。なるほど。
小鉢についてきた油揚げともやしとネギの炒めものも箸休めにいい。お茶もポットで出てきて、ジャスミン茶の良い香り。
小籠包を食べ終わる頃にサンラータンメンが登場。小ぶりだが深い丼にたっぷりのスープ、さらに白髪葱が乗っている。少しコショウをかけて頂くが、トロミの付いたスープが熱い。
麺はスープの絡む細縮れ麺、具には椎茸、筍、豚肉、卵が乗り、酢がよく効いている。さっぱりと食べやすいが、誤算だったのは食べると暑くなる。かといってスープは美味いので完食するが、汗が止まらなくなる。周りもお得だからか、サンラータンメンを注文する人が多い。
気がつくと周りもほぼ満席、平日だが、人気は上々。それもこれだけで税込1555円なら分かる気がする。ごちそうさま。
鼎泰豊 日本橋店
日本橋高島屋地下2階
0332114111