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ハクモクレン
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今日の句
「モクレンの一点見つめて同じ向き」
毛深い外套を脱ぎ棄てて
ある日突然白い姿を見せる
それまでに何度も豪華な外套を脱ぎ換える
花の中でも蕾のころから豪華なのです
そして白い花が一点を目指すように
皆同じようにそろう姿はまるで
ろうそく型のシャンデリアのようです
日が沈むころほのかに灯る街灯のようにも見える
花の王様だという人もいるくらい豪華な花ですが
花の美しい時期が短くてただ・・数が多い分
美しい姿が走馬灯のように見える
10世紀の「和名類聚抄」に記載がみられ
古くから渡来していた植物のようです
貝原益軒の「花譜」にはハクモクレンの記載があり
漢名の玉蘭の字があてられています
ハクモクレンは十八世紀から十九世紀にかけて
ヨーロッパから渡来したそうです
英名をマグノリア(サーカスでおなじみの名前?)といいます
欧米でも人気の花ですが・・ルイジアナ、ミシシッピーの州花です
俳句の季語にもなっている花で
単にモクレンというと紫色の花を言うそうですが
白い花はハクモクレン或いはハクレン、ビャクレンといいます
4月の旬な写真だけの
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