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五十音村の住人
その６
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双子で
子供たちの中でも
一番小さい
「てんちゃん」と「てんくん」
「は・ひ・ふ・へ・ほ」に
くっついて
「ば・び・ぶ・べ・ぼ」にする
てんちゃんと
てんくんはいつも一緒
あまりにもそっくりなので
誰も区別がつかない
二人はボール遊びするのが大好き
そして
「は・ひ・ふ・へ・ほ」を
「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」にする
ぷくぷく太った
「まるちゃん」
まるちゃんは
おっとりしていて
性格がまあるい
そして
もうひとり
この物語の主人公
小さい「つ」
とってもかわいい男の子
ユーモアーがあって
そして
とっても洞察力に優れている
いつもまわりのものや
周囲で起きていることに
気を配り
相手の立場で
物事を考えている
ただ残念なことに
彼は口がきけない
まわりの人が
話していることは分かるけれど
自分では
一言も話せないんだ
・・・
三修社発行
「小さい つ が消えた日」
ステファノ・フォン・ロー著から抜粋
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てんちゃんとてんくん
本当に見分けがつかないよね
いまのはてんくん、
それともてんちゃん～～
いまだにわからない（笑）
その点おっとりしたまるくんはすぐわかる
いよいよ
次回からは長い物語が
始まるよ・・
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今日の写真は
文章には関係のない
いつの写真のネタを提供してくれる
東山植物園の中の
ボート池に写る
シンボルタワー