託言（かごと）
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きみが文句を言い始めると
ぼくはひたすら 黙りこむ
言い訳なんかしたくないから
でもそれが
余計にきみを怒らせる
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言い訳 口実 恨み言
託言（かごと）
関係ないことにかこつけて
そのせいにすることを言います
言いがかり 口実といった意味です
「かこつげごと」「かこちごと」などともいわれます
さらに 何かにことよせて
恨み嘆くこと 恨みごと 愚痴
不平の意味にも使われます
女の「託言（かごと）」に
男は逃げ腰といった場面は
今も昔も変わらないようで
古今の作品で
「夜毎の託言を思い出しても
首筋がゾクゾクする」とか
「寝ぬ夜が塵と積もると 託言の一つや二つも
出てくるので慌しく別れてきた」
「託言がましげなのが煩わしい」といった
男の台詞が見られます
男も女も
思いあう気持ち以上に、
わがままがのし上がってくると
ついつい愚痴になります（笑）
そして挙句にけんかします
大切なことは
喧嘩しても
正論を相手にぶつけない
正論は相手を傷つけてしまいます
男女の仲だからこそ
正論ではなく礼儀を大切にしたいものです