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昨夜の夕食はインド料理のお店「The Taj」、薄暗い店内、気持ちよい風が吹き抜けるバルコニーの席(席によっては蚊も吹き抜けるらしい)、ピンク色のインドの民族衣装をまとった可愛らしいいインド人の女の子達が独楽鼠のようにくるくるよく働く。
なんせ誰かのグラスが空になったら間髪入れずに「More Asahi?」ってやってくるし、そして缶ビールを持ってきたら速攻で有無を言わさずみんなのグラスに注いでさっさと缶を空っぽにして引き上げてしまう、皿の料理が空いたら即下げていく、なんでこんな暗い広い店内で、そこまで店の隅々まで目が(監視の目が)行き届くのか、不思議だった(薄暗すぎて料理の写真はまともに撮れなかった。)、でも可愛いからちっとも押しつけがましくなくて「もっと来て~!」。

とにかく料理は美味しかった、なんでパラオに来てインド料理なんだと言うことはおいといて、辛さを抑えつつスパイシーたっぷり、うちらが選んだ素材は肉・チキン・ラムの3種類のカレーだったがそれぞれ素材の味を生かされていて香り豊か、カレーの奥行きの深さをしみじみと実感、そのカレーを、プレーンとガーリックとアーモンドのナン、サフランライス、そのどれで食べても美味しいんだ、辛さが足らなければ、突き出しで出てきた辛いお漬け物をトッピングして食べればいい。

今回の旅のメンバーは俺以外みんなダイビングもするんだ。
来る前から「1日はダイビングディを頂戴。」と言われていて、「いいよ、その日は俺は海に出ずにひとりで適当に遊んでおくよ」、MTBをレンタサイクルしてパラオをうろうろポタリングするのも楽しそうだし、シーカヤック体験ツアーとかのオプショナルツアーに参加してもいいし、また違ったパラオを体験したかった。

しかしパラオに入ってから「ブルーコーナーで潜るから、あそこなら上で波乗りできるから、一緒に行こう。」、「え?波乗りが出来るの?それなら俺も一緒に行っても良いよ」とオウム返しに返事してしまったから、俺がダイビングに付き合うことは既定路線になっていた。
しかし-Surf Palau IUUL-の島さんが「明日のブルーコーナーはもしかしたら今日のレブロイくらいか、もしかしたらもっと小さいかも・・・ロングは持っていきますがそれでも波乗りできるかどうか・・・」などと言い出した!

「えーそれなら行きたくないよ~!」、実際、レブロイ行くより大きな船が必要でボートチャーター代が高くなって、そしてコロールの海に入るには25ドルの税金も必要でかなり割高、そして俺はもともと船の上はほろ酔いになるので超苦手、そんなんで沖に連れ出されて波が無くって何もすることなく、船の上でずーっとみんなのダイビングを待つ羽目になるなんて信じられない!
地獄絵図しかイメージできない!
絶対に行きたくな~~~~い!||||||||/(≧□≦;)\|||||||オーノー!!

必死に抵抗したけど、「みんな一緒の方が楽しいやん♪」「こんな炎天下なパラオでサイクリングなんかしたら干涸らびるで!」、なんだかんだと説得されて、断りにくくなってきて渋々一緒に行くこととなった...щ(゜ロ゜щ) オーマイガッ!!ドーナンダ!!

今日はアクアマジックというダイビングセンターの港から出港、ここにあるガソリンスタンド、なぜか脇から椰子の木が生えていて、しかもここのガソリンスタンドにはガソリンの在庫がないらしい、ただの物置なんだそうだ????

まずはミルキィウェィに向かう。

前回も寄ったが、ここは乳白色の海底の沈殿物(石灰)が、お肌によいらしくてみんなで泥パックして遊ぶところ。

俺も、「どっちが前だ?」なんて遊んでおいた。(そういえば背中が日焼けでここんとこゴシゴシ洗えていないから、ついでに垢すりもしておいたが、なにか?)

去年寄ったシュノーケルポイントへ。




ここでキスの群れに取り囲まれてしまった、「昨日、仲間を食べたことは許してくださいm(o・ω・o)mゴメンヨ」って必死で謝ったらようやく開放して貰えた・・・。

そしてブルーコーナー(Blue Corner)へ、ここはパラオのナンバー1ダイビングスポットだそうで、俺も昔からダイバーの友人達からここの名前は聞いたことが何度もあるくらい有名、世界中からダイバーがここに潜るためにパラオに来るそうだ。
リーフの回りは棚まで20m、その次の棚は100m、その下は何千mの海溝になるというドロップオフでドリフトダイブのスポット、そのドロップオフの縁に幾つかのブイがあってそこにダイバーの船がたくさん群がって停泊している。
うちらは南から3つめか4つめのブイのところに停泊、波裏からしか波の様子が見れないからよくはわからんが、どうもトップのみダラダラな膝腰程度の波が力なくブレイクしているようにしか見えない。

みんなは潜るというので、ほぼ追い出されるように板と共に海に放り込まれた俺、今日も島さんのロングを借りて、船からインサイドへ100mほどに向かってパドルイン。
どこがいいピークかうろうろ探していて、あれやこれやのピークから小さめの腰くらいの波に何本か乗っていた。
アウトの海でひとりぼっちの海は何となく不安が募る、もし板を流しても半径1㎞以内には海も陸もあるから泳げばいいが、「鮫は大丈夫なのか?」ってな不安も!
腕や脚を噛み切られて1㎞は泳げるのか?なんてぼーっと考えていたら、急にサイズアップしてきて、アウトで幾つも胸くらいの波がNobodyで勿体なく割れている、そんな勿体ないオバケのセットのスープをスルー、大急ぎでパドルアウト、けっきょく船の真っ正面のインサイド、20mくらいのところがピークになっていて、胸くらいの超ライダブルな、しかしロング向けのメローなメローなライトが、ほんとうにポイントブレイクなマシンブレイクでどんどん割れていく。

乗る乗る、一人っきりで普通ならポジションが解らなくなりがちだけど、とにかく今は船の目の前20m、船の運転手さんとにらめっこしながらの波待ちポジションて不思議だ~黄色のブイの少し右側のラインにいれば必ずピークが入ってくる!キラッ ( = ̄+∇ ̄=)v イエーイ
すっげーロングライド、ショルダーは張ってこないけど、メローなリップをロングならではのトップターンでのんびりのんびり波がなくなることろまでクルーズ。
そして面白いのが、ダイバーが乗っている船で休憩しているゲスト達がみんなギャラリーだって感じで、なんとも視線がこそば痒いかんじで~(って見て貰えているかどうか知らんけど、他に見ることがない海の上だからきっと俺を見てくれている!)
ロング向けの超メローな良い波、ギャラリーも豊富とあれば、きっとうちらの長老は嬉しすぎて涎と鼻水垂れ流しながら波乗りするだろうな、やらしてあげたかったよ(笑)
いい時間は30分、風がオンに変わって波があおられて急にサイズダウン、ちょうどインサイドのブイのあたりに、みんなが海中から上がってきた頃に乗った波が久しぶりの綺麗な1本で、それでグッドウェブはフィナーレ、そこからはサイズダウンしてセット腹、面が悪くてタルーっとロングならではな感じで斜面を滑っていく感じで、走れる距離は半減、残念o( ̄ー ̄;)ゞウウム

まあでもなんとか遊べるかな~と思っていた頃に、ダイブから上がってきたみんながこんどはタンクから板に切り替えてラインナップしてくる...「へへへ、終わったよ~(心の声)」
俺がピークを教えてあげているのに、みんなどうしても船と対峙するポジションが信じられないのか好き勝手にラインナップ。
言うこと聞かないみんなを尻目にやっぱり俺ばっか乗ってるよ~♪
島さん「鮫に気をつけてくださいね~」、俺「気をつけようがないです~」、島さん「その通りです~噛まれたら終わりです~(笑)」、笑い事や無いよ・・・o( ̄ー ̄;)ゞ
しばらく頑張って、ますます波が悪くなってきたので空腹に耐えられなくなって脱水、みんなはもう1本潜るのでビール禁止だから俺だけプシューしてお弁当を食べる、みんなはきっと早くビールが飲みたいからだろう、波乗り終わって速攻、板からタンクに切り替えて潜りだした、ウケル~っ!(^^w)

みんなが帰ってくるまで1人船の上で(運転手さんと2人が正確だ)、揺れと戦っていた、波をずーっと見ていたが一向に良くはならない、もう陸に上がりたいよ~ε-(;ーωーA フゥ…

そんな心の声が聞こえたのか、島さん、ではビーチに上がって休憩しましょうかと天使のような提案、「はいはい!ぜひぜひ!」

近くのビーチに着いたときには、暴風雨なスコール状態になっていたが、小屋の中で休んでいたら、スカーっと晴れた、ではでは港に戻りましょう~(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
今夜はドラゴン亭だ!
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