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海兵隊員のサムは、よき夫でよき父。厄介者の弟トミーが出所するのと入れ替わりに、妻のグレースと二人の娘を残し、アフガニスタンに出征する。
しばらくしてグレースのもとにサムの訃報が届く。悲しみに沈むグレースたちを慰めたのはトミーだった。
彼は兄嫁や姪たちを支える中で次第に更生していくが、ある日、死んだはずのサムが別人のようになって生還する……。
「ある愛の風景」というデンマーク映画のハリウッド版リメイクらしい。
アフガニスタンで死んだと思われていたが過酷な捕虜体験を経て奇跡的に帰還した元兵士、その妻、その弟、その娘、その親。
戦争のもたらす悲劇、生きて帰るためにたいへんな思いを乗り越えて来たのに・・・

いろんな悲しい物語があっても、一服の清涼感、癒してくれて和ましてくれる存在である天使のような小さな子ども達、この映画ではそんな子ども達でさえ残酷な存在になる。
誰も幸せになれないのか。
家族の崩壊で終わるのではなく再生へのほのかな光が見えたような気がしたが、でもただやるせない、救いようがないってな思いのほうが募ってしまう映画だった。

トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンの3人が素晴らしい演技をしていて、その演技に引き込まれたままのあっという間の105分、引き込まれた~ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
とくにトビー・マグワイアの演技が素晴らしい。
出征前と帰還後の肉体の変化、一本の映画の撮影の間にあそこまで身体を変えるというのはたいへんなことだろう。
そして目の演技、これもやはり出征前の愛情あふれ出る眼差しと、帰還後の狂気が宿ったかのような眼、すさまじい。
映画を見終わった今、いまだにあの「目」が怖い,,,
イザベル役をしていた女の子の演技もたいへんなものだった、彼女も目でいろいなことを表現していて。
しかしあんな役をやっちまったらあの子自身がPTSDになっちまわないかって、余計な心配をしちゃいそうだ。

ところでナタリー・ポートマン、この映画の中で笑ってたっけ?
【やるせない、救いがない映画比較 = この映画「マイブラザー」<ハート・ロッカー<告白<ミスト、やっぱりミストがダントツだわ!】
子ども達も今後の成長に暗い影を落としていないか心配ですよ!
>スパイダーマンとプリンス・オブ・ペルシャとアミダラ姫の三角関係のドラマじゃん
バカウケ!プー!(*≧m≦)=3
どどどど「どよーん」って。
写真にもあるナタリー・ポートマンの入浴シーンでエルム街を思い出しました。映画的なトラウマだなあ。
スパイダーマンとして出生したトビー・マグワイヤがグリーン・ゴブリンとして帰ってこようとは誰も思わなかったってドラマなんですねえ。