
【27 -14-】 この映画

「そんな現象を巻き起こす驚異っていったいぜんたいどんなものなんだ?」
「その驚異というものは感情移入できるような説得力のあるものなのか?」
「そしてあんな無力そうな親子連れがその驚異に立ち向かうことが出来るのか」
「で、それをたった91分の上映時間で、ちゃんと落とせるのか?」と、頭の中が





ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。連絡も取れなくなり、情報はだんだん少なくなっていく。原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、“何か”に人々は追い詰められていく…。
あいたたたたたたた・・・

パニックなのか、サイコなのか、ホラーなのか、スリラーなのか、それともメッセージ性のある映画だったのか?
ますます疑問は深まっていく。
死に方のパターンはたくさんあるけど、ちょっと死体発生数は少ないかな?(ビビりな俺には十分すぎるけど)
びっくりさせるシーン、ちらほらで物足りないかな?(チキンな俺には十分やけど)
気持ち悪い血の見せ方もそれほど残虐ではないかな?(いえいえ小心者の俺には映画鑑賞後のユッケは遠慮って感じですけど)
このハプニングの原因になっている「驚異」がさっぱり意味わからん。
途中で一生懸命、この驚異の説明をしてくれるんやけど、ますます意味不明のラビリンスに迷い込んでいくような。
意味がわからんから、だから、ちっとも怖くない。
役者さん、主役級も脇の人も、いい味出した人がたくさん出ているんやけど、そんな役者さん達も、何に怯える演技をしたらいいのか悩みながら、演じてるようにしか見えんかったから、笑ける。
もしかしたらこの映画のメッセージは「何が怖いかわからんけど、なんか怖いってのは、ほ~ら、怖いでしょ




ズーイー・デシャネルの演技が一番ビミョー。
可愛いのか、美人なのか、強い女性なのか、イタい子なのか、おバカなのか、最後までキャラがあやふや。
でも綺麗な人だから許すっ

アシュリン・サンチェスの存在が、父親(ジョン・レグイザモ)の主人公である友人夫妻(マーク・ウォールバーグとズーイー・デシャネル)の心の均衡を保させる重要な役所だったんやろうけど、そこにも説得力が伝わってこなくて困った。
しかも二人の愛の確認作業で巻き添えにさせられるというオチまで付いてるとこが苦笑(あ!ネタバレか!ごめん!)
で、この映画はR12指定になっている。
そういうR指定が付く映画に出ている子役の精神的影響ってはどうなのかって余計な心配ばっかしていた俺、それくらい考えることが無くて暇だったっす

けっきょくは上記疑問はまったく解消されず。
予告編を見たら、この映画は見終わっているのも同然です。
お疲れ様でした
