三流読書人

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ドングリ小屋住人 

賭博考Ⅱ 

2010年08月07日 10時59分40秒 | 徒然なるままに


今日は立秋である。暑いがもうすぐ秋が来る。

写真はご存じ花札である。
デザインがすばらしい。
株札というのもあるが、これも数字のデザインとしては優れたものである。

これもばくちの道具として使うようだ。
ところでばくち場を開帳して利を図るとはどういうことか。
さまざまな道具を駆使し、客同士に勝ち負けを当てさせる。
的中したものがその場にかけられた掛け金をもらう。
そのとき、場を開き、賭けの場を提供し、世話をする。開帳である。
その世話賃のようなものを取る。これが寺銭。昔お寺がそういう場に使われることが多かった。
その名残のようである。賭博開帳図利である。
この寺銭、いわゆる反社会的集団と呼ばれるような人たちが開帳する場合、掛け金の1割をとる。
反社会的集団の資金源となる。
残りを客同士でやり取りする。

一方、公営の競輪・競馬のようなものの場合、この寺銭、2割5分である。
2割5分を先取りし、残りを賭けたものの中の的中者が受け取る。
この寺銭どこにいってるんだろう。莫大な金である。
こうした公営のばくち場を管理するそれぞれの監督官庁は以下のとおり。
競馬:農林水産省
競艇:国土交通省
競輪:経済産業省
オートレース:経済産業省
スポーツ振興くじ:文部科学省
宝くじ:総務省


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