三流読書人

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ドングリ小屋住人 

夕顔

2010年09月27日 16時10分28秒 | Photo


なんという花だろう と思う。
夕闇に浮かぶ凄みのある花。

このごろ文章を書くのが億劫になった。
歳のせいか。

「天の夕顔」という小説がある。
純愛小説という言葉があった時代のもの。
中河与一の作。思い出した。

     夕顔や物のかくれてうつくしき    千代尼

     夕顔やひらきかかりて襞深く     杉田久女

     夕顔の浮かぶ高さにものを干す    中西舗土

季語としては夏である。
が、わが家では今が見ごろ。