三流読書人

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ドングリ小屋住人 

あやしい美しさ 虞美人草

2009年05月11日 17時15分38秒 | Photo

   虞美人草 雛罌粟



爛熟しきったというか 妖艶というか、あやしい美しさ。
くずれる寸前の匂いを感じる。


  花罌粟やわびしくたたむ夜のもの       長谷川春草

  風の芥子視てゐる身ぬち燃ゆるなり      柴田白葉女

  吾が鼻に罪の匂いの芥子の花         二塚元子

と、なんとなく芥子を詠んだ句はあやしい。ような気がする。
いずれも女性の句。