平和への希い2945　悲しい、馬の死

昨日、５月２８日、競馬の祭典「日本ダービー」が、東京・府中市にある東京競馬場で行われました。

２０２０年に生まれた、サラブレッド７７０８頭が、予選レースを勝ち進み、勝ち残った１８頭が、

最後の頂点を目指したレースです。

馬主さん、馬を管理している厩舎の方々、騎手の皆さんなどにとって、目指して来た夢のレース。

あの、英国首相故チャーチルが、

「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になることより難しい」と、言っているくらいです。

強い馬に恵まれる運、数々の予選レースを馬が無事に走り切れる運、馬がダービーに出られる運、など、

政治家が、権謀術策で、首相の座をつかみ取れるのとは違い、馬には権謀術策は、通用しない、強運が

無ければ、ダービー馬の馬主にはなれない、ということのようです。

昨日のダービーで、悲しい出来事がありました。

２番人気に押され、名騎手が手綱をとった「スキルヴィング」という馬が、ビリで、ゴールに飛び込んだ

直後倒れ、そのまま息を引き取ってしまったのです。心臓麻痺らしいとの報道もあります。

昨夜の、ＮＨＫスペシャルは、コロナ下、会えない、話せない状況の中で、「短歌」が人と人の心を

つなぎ、「短歌」を作る若い人が増えた、ということを特集していました。

亡くなった、ダービーに出た馬のことを思いながら、ＮＨＫスペシャルを見ていたら、短歌で、亡く

なった馬の追悼をしようなんて、酔頭で思ったりしました。駄作の数首。

「生れ落ち　ターフで走る　定めとは　命尽きても　走り抜けること？」

「走ったぞ　死にもの狂い　誰のため　もう走らずに　済むも悲しい」

「ガンバレ　ガンバレと　ムチ打たれ　ゴールインして　息絶える」

「ケイバ馬　人の欲に　飲みこまれ　命つきたる　芝は青々」

「倒れ伏す　馬なでさする　騎手の背に　はずれ馬券の　花嵐」

「ガンバレと　もう言われない　馬なれど　夢の中で　走り続けて」

ダービー出走馬「スキルヴィング」のご冥福を祈ります。ダービーごとに、思い出の中で蘇りますよ。

ウォーキング中に出会った花。

５月２９日「今日は何の日カレンダー」より　呉服の日、こんにゃくの日(日本こんにゃく協会1989)、
エベレスト征服記念日、白桜（与謝野晶子）忌、肉の日（毎月）
▲オスマン・トルコが東ローマ帝国を滅ぼす(1453)▲原田孫七郎がフィリピンに到着(1592)▲東京に師範学校

が開校(1872)▲東京でコレラ発生。死者3万3784人(1882)▲コカ・コーラの初の広告、新聞に掲載(1886)
▲麒麟ビール発売(1888)▲国産初の電気機関車、走る(1928) ▲与謝野晶子没（1942）▲日本軍アッツ島守備隊

平和への希い