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平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

天皇皇后陛下のパラオご訪問に思う

2015-04-10 10:39:58 | 日記
  天皇陛下の平和への思いは国民の思い

天皇皇后両陛下のパラオ訪問は、戦争がない平和を祈る強い
お気持ちを私たち日本国民にもお伝え頂いた思いがしました。

最後まで戦争回避を慮って苦悩していらっした昭和天皇が、
軍部の強行論、軍部のマスコミ・世論統制に煽られた国民世
論に押し出されるようにご決断されたであろうご心情は、
マッカーサー元帥との会談で、戦争責任を一身に背負うお覚悟
に繋がっていたように思われます。

その後の昭和天皇は、戦争によって過酷な苦渋を余儀無くさ
た国民へ、深いご心痛をお秘めになされながら慈愛溢れるお姿
で全国行脚されて国民を励まされ続けました。
靖国神社参拝は絶対になさらなかったお気持ちが何となく理解
できる気がします。

昭和天皇の平和に対する強いお気持ちが、天皇皇后陛下へ、皇
太子様たちお孫様へ、愛子さまたちひ孫の皆様へと徹底されて
伝わっていることを知り、こころから嬉しくなりました。

パラオで亡くなった日米両軍の戦死者への慰霊、戦場となり犠牲
となり苦しい生活を強いられたパラオの方々にたいする思いやり
は、悲しい歴史を乗り越えて得た平和を心から大切にしなければ
ならないという並々ならないご決意が伺われます。

今年は、終戦から70年。戦争を体験し、戦争は絶対してはなら
ないと思っている人々は少なくなってきました。
日本の将来にとっての危険信号は、「次第に過去の歴史が忘れられ
ていく」ことです。天皇陛下がかつて述べられた、「昭和の歴史に
は様々な教訓があり、歴史的事実を知って未来に備えることが大
切」とのお気持ちをすべての国民が大事にしなければならないと
思います。