1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

チームドクターその後

2007-11-26 13:15:20 | 雑談の記録
J1川崎のFW我那覇選手(27)がJリーグのミスによってドーピング規定違反とされた問題について記録しておきい。

経過

4月23日
練習後、高熱と下痢の症状を訴えたFW我那覇選手に、ドクター(熊本県出身、39歳)はビタミンB1入り生理食塩水の点滴を行った。

5月8日
Jリーグは正当な医療行為に当たらないとして、我那覇選手に公式戦6試合出場停止、川崎に制裁金1000万円の処分を科した。このとき、Jリーグのドーピングコントロール委員会のアホ木委員長は「五輪では静脈注射を打った選手が永久追放になった例がある。それと同じ(行為)と考えてもらっていいと」とロクな調査もせずにアホ丸出しで話す。

5月18日
J31クラブのチームドクターは川崎のドクターが行った行為は正当な医療行為だったとして、違反基準の明確化とドクターの名誉回復を求める文書をJリーグに提出。

8月11日
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は今回のケースが世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の規約違反にならないと判断した。

8月21日
J31クラブのドクターはJリーグ理事会に処分撤回を求めたが、Jリーグは応じず。

8月23日
世界アンチ・ドーピング機関(WADA)がJリーグのチームドクター連絡協議会に「我那覇はドーピング違反とはみなされない」と解答。

11月2日
日本スポーツ仲裁機構に処分取り消しの申し立てを行おうとしていたドクターに対し、川崎は「クラブの席を離れて主張するのは構わない」と伝える。

11月6日
ドクターは辞職。ドクターの代理人が処分を取り消しを求めて日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に申し立てを行う。

11月12日
国際サッカー連盟(FIFA)に申し立てる機関はないのに、Jリーグは「ドーピングが否かを問うのであれば、国際サッカー連盟(FIFA)に申し立てるのがふさわしい」として、JSAAの仲裁手続きには応じず。

11月14日
我那覇選手は、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に処分取り消しを自ら申し立てるかについて「現時点ではそこまで考えていない」と話し、川崎側も「(追加制裁の)リスクがある限り、動くことはない」と、現段階ではその意思はないという。しかし、「自分がドーピング違反を犯したとは、どうしても思えなくなった。真実を明らかにしてほしい」と我那覇選手は語った。
11月15日
参議院文教科学委員会でこの問題が取り上げられる。

11月16日
文部省はJリーグから事情を聞くと決定。

11月21日
日本サッカー協会の専務理事、Jリーグの事務局長が文部科学省を訪れ事情説明を行った。その中で「サッカー界全体のことを考えて、なるべく早い解決の道を探ってほしいと強く求めた」という大臣官房審議官の要請に従い、22日に川崎側に再度、異議申し立ての意向があるか確認することを明言した上で、事務局長らは、日本スポーツ仲裁機構に我那覇選手の処分取り消しを求めた川崎の前チームドクターが処罰の対象外であることから、仲裁に同意しなかったなどと説明。
そして、この件がドーピングに該当するかをFIFAに確認した上で、我那覇選手や川崎が望むなら国際機関のスポーツ仲裁裁判所(CAS、スイス)による仲裁を受け入れるという高いハードルを課した。


この一連の流れから、Jリーグの腐敗臭を感じる読者は多いはず。
最初にミスを犯したJリーグのドーピングコントロール委員のアホ木委員長は、ドーピングの権威で私大の学長を務めていて、近々、世界アンチ・ドーピング機関の委員だか理事に推薦されているこの世界の重鎮とのこと。
つまり、アホ木委員長とJリーグに、これ以上のキズは困るのである。

日本代表の中にドーピング疑惑の選手がいることは、多くのJリーグ関係者が知っているところである。
つまり、つまり、Jリーグは「サッカー界全体」のことを考えて解決の道を探っているとそういうことなのでもある。
組織ぐるみの隠蔽と箝口令。

しかし、しかし、腐敗液は完全密閉の状態であっても周囲を腐らせて漏れ出すものである。
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