7月20日の、ふるるの3周年イベントの時に、採集させてもらった5齢幼虫(終齢幼虫:黄緑色の大きいもの)です。
アゲハヒメバチという、寄生蜂が、アゲハが幼虫の時、卵を産み付けていることもあるからです。
蛹からなかなか蝶が出てこないなと思っていたら、ある日、蜂が蛹の殻を食い破って出てくるということがよくありました。
卵で採集したものは、殻を破り、1齢幼虫が出てきて、大きくなり、今、3齢幼虫くらいになっています。
黒いごま粒みたいな感じで、1齢幼虫として採集してきたものは、脱皮をしながら、5齢幼虫の小さいものまでになりました。
えさの葉っぱの確保が大変です。むかし、お蚕さんのえさを桑畑まで小さい子が取りに行き、毎日欠かさずやっていたことや遊びほおけて欠かしたとき、蚕さんが弱ってしまって、すごく怒られるなんてことがよくあったのを思い出しました。
私の小学校時代の低学年の社会見学で、まだ蚕を飼っておられる農家の方がおられて、見学に行かせてもらい、蚕の幼虫をもらってかえってきて、みんなで世話をして、出てきた蛾にすごくびっくりした覚えがあります。
絹って、すごいですよね。虫のこんなところを人間が横取りするのを覚えたのだなんて考えるとすごい。
アゲハチョウの蛹から、アゲハヒメバチという、寄生蜂が食い破って出てきて、びっくりしていましたが、人間もいわゆる蚕に寄生していますものね。自然界って、寄生って多いです。
そんな観点も教えていきたいなと思っています。