藍染抜染糊を、この前に使って藍色の無地から、色を抜いて白く戻し模様を作りました。
詳しくは、
http://blog.goo.ne.jp/hiraipotter/d/20061219
にまとめています。この時の抜染糊と抜染剤は、どちらかというとキッチンハイターのような塩素系の漂白剤でした。塩素くさくて、困りました。夜中にしたので、睡眠不足と塩素の影響で、あとで頭が痛かったです。
この時に、マイミク友だちのドーカンさんから、
「田中直染料店の「藍模様糊CW」が、抜染糊として、塩素系溶剤が含まれていないので何回使用しても布を傷つけることがないし、手に付着しても大丈夫ですよとアドバイスをいただきました。ハイドロを使って、還元していくそうです。」
とアドバイスをいただきました。
模様糊というのは、漂白剤としては、ハイドロハイターのような還元系漂白剤みたいな物で、カッターシャツなどの漂白に使う漂白剤だと思います。だから、何回使っても生地を傷めずに白く戻せるのだと思いました。
ドーカンさんのホームページであります、「K工房 藍染WEBギャラリー」
http://fps01.plala.or.jp/~k-kobo/
を見せてもらっていて、ドーカンさんの作風に感銘を受けました。
私も、ドーカンさんのような作品にチャレンジしたいと考えました。ドーカンさんの作品の中から、基本的な技術を試していける作品を選んで、見よう見まねで染めてみることにしました。
まず第一日目は、60センチ×60センチの綿の風呂敷を藍色一色に染めました。
そして、第二日目は、藍模様糊100グラムに、ハイドロ5グラムを混ぜて、第一回目の型染めをしていきました。
シーツとタオルがふわっと飛んでいるイメージです。
第一回目の型紙の一部です。
下のシーツの模様では、ちょっと、隙間から、模様糊がはみ出てしまいました。
上のタオルの模様もまずは第一回目の型染めをしていきました。
第三日目は、一夜間ほおっておいて固まった模様糊を水洗いで洗い落としていきました。
きれいに白くなりました。
脱水機にかけて、乾かした後、グラデーションをかけて立体的になるように、染めていきました。タオルの影の部分を染めていきました。
シーツの影になる部分も染めました。
その後で、脱水機にかけて十分に乾かしておいてから
また、型染をしていきました。
第4日目は、模様糊を洗い流して、白く戻した後、また、グラデーションで立体的に染めていきました。
防染糊だけで、同じような染めはできますが、まず置いた糊が乾くまで時間がかかります。染めている最中に糊が落ちてくることも考えられます。
模様糊で、色を落としては、また染めるというやり方は、効率的で、作風の幅が広がってくると思います。
今度は、上のタオルの部分の表面をかすかにグラデーションをかけてみました。
一番、基本的なところをまねができて良かったです。
後は、自分がどんな物を描きたいかというデザインにかかってきます。
ドーカンさん、ありがとうございました。