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タペストリープロジェクトの教材研究

2006年12月03日 | 学校生活

今度の月曜日にする染色の授業の教材研究をしました。
今回はタペストリーを作ろうというタペストリープロジェクトです。

以前にシルクスクリーンを使ってタペストリーを自分で作りました。

その時の感じで、今回は生徒にさせてみたいと考えています。

Dscf0022生徒は、白地のちりめんの生地を切って、ミシンでつくったタペストリーと、以前にハンカチに型染めするために作った自分の好きな漫画のキャラクターの型紙を持っています。
そこに、染色していくわけですが、どんな方法がよいかなと考えていました。

Dscf0020_3 どんな感じになるか、ミニチュアのタペストリーも作ってみまして、染めてみました。具体物の標本です。

こちらが、何通りか用意をしておいて、その中から、子供が選んだ方法をさせてみようと思っています。 事前に聞いておいた感じでは、インド茜とか、やまももとか、ペパーミントがしてみたいといっていました。

無地もそれなりにきれいなので、どうしようか悩みました。

その1、白地はそのままで、柿渋で茶色に染める。

Cat3

白ボール紙を一つの例として猫の形に切り取ったり、実際に猫の木型をスタンプとして使ったりします。

Dscf0027_2

柿渋液を、アルギン酸ナトリウムを溶かして温めてどろっとした糊状の液に、溶かします。

 

Cat2その2、インド茜を使った茜染で、型紙内はおはぐろ鉄で媒染して茶色に、全体はミョウバンで媒染して茜色に染める。

糊におはぐろ鉄(木酢酸鉄)を溶かしておいて、木型に塗り、スタンプのように押します。

Dscf0030_1

ミョウバンで媒染すると、きれいな茜色に染まります。

 

Dscf0028_2その3、鬱金を使って、型紙内はおはぐろ鉄で媒染して紫っぽいような茶色のような感じに、全体はミョウバンで媒染して黄色に染める。

きれいなレモンイエローです。

他では、刈安も試してみようと思っています。

Aborisilk4_1その4、 ログウッドを使って、型紙内はおはぐろ鉄で焙煎して、黒っぽくしておいて、全体はミョウバンで媒染して紫色に染めるバージョンも選択肢に追加しました。

(以前に、同じようにした例です。)

という4つの例をやってみました。

Dscf0002_6

シルクはよく染まるので、何回も染めなくてもすぐに色が付きます。

自分の好きな色に染めるというのをさせてみようと思っています。