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マリーアントワネットとNW

2007-02-15 | 音楽
先日映画見てきました。「マリーアントワネット」。80年代のパンクやニューウェーブをたくさん使ってると聞いたので。見てたけどCUREくらいしか分かんなかったなー。その辺はもっと詳しい人に任せる。サントラの情報見てみたら、スージー&ザ・バンシーズやニューオーダーも使われてた模様。この辺聴いてたのに覚えてないと言うか自分が知らない曲だったので気付かなかった…。スージー&ザ・バンシーズは二枚組のライブ盤「ノクターン」が好きでした。CUREのロバートスミスがアルバイトで参加してたんだよね。それ目当てで買ったんですが、思いのほかいい曲が多くてお得でした。レコードでしか持ってないので、今聴けないのが悲しい。ニュー・オーダーはイアン・カーティスが自殺したあとのジョイディビジョンのメンバーが作ったバンドなんですよね。この辺詳しくは知らないのですが、そういう経緯のバンドってファンは辛そうだ。私が聴き始めたきっかけというのが、ニュー・オーダーにパクられた! とロバートスミスが怒ってたのを検証したくて聴いてみたのが最初だったので、そもそもジョイディビジョンには思い入れが無いんですが。パクられたと息巻いていたその曲が、CUREの中でも大好きな「JUST LIKE HEAVEN」だったので気になって聴いてみたら本当にけっこう似ていて(元曲のベースラインとほぼ同じギターのフレーズがあった)、でもわりと好きな感じの曲が多かったのでそのまま聴いてしまったという。ロバートスミスにしてみたらむかつくファンだろうな。しかしこんな、パクられただの何だのってことをインタビューで堂々と言っちゃうあたり、ロバートスミスも大人げないな。そこが好きなんだけど。

こうやって振り返ると私の好きな洋楽バンドは、そのきっかけがCUREから派生してるのばっかりだ。エコー&ザ・バニーメンもCUREと仲良かったしね。ロバートスミスがイアン・マッカロクのこと大好きだったんだよな。イアンのソロにCUREでドラム叩いてたボリス・ウィリアムスが参加したりもしてたし。懐かしい。

そのCUREですが、映画の中で戴冠式のあと階段を下りてくるルイ16世とマリーアントワネットのシーンで使われてたのが「プレイソング」、エンドロールが「オール・キャッツ・アー・グレイ」だと思うんですが自信なし。今確認してみようと思ったら、けっこうな数の音源がレコードだったのでダメでした。早いところCDで買いなおそう。「KISS ME KISS ME KISS ME」も見当たらないし。誰かに貸しっぱなしなんだろうか、どこ行ったんだ。その前に一応新譜の「THE CURE」をまだ聴いてないというところが一番ダメなんですが。

映画の内容は特に無かったけど、目と耳には気持ちのいい映画でした。建物とか衣装とかお菓子とか美しくてすごいすごいと楽しめたし。物語ははあまりにも有名で誰でも知ってるものをモチーフにしただけあって、基本的には説明不足で不親切。でも歴史映画でもドキュメントでもない、と割り切っていればそれなりに面白いと思います。パグ可愛かったパグ。