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真・雀鬼11

2005-04-28 | コレクターズ
ヤクザ役で映画に出演したさわおのことを書いていて思い出したのですが、コレクターズの飛び道具、古市コータロー氏もヤクザ役で役者デビューしていましたね。ファンには有名な作品でしょうが「真・雀鬼11」という、麻雀がテーマのVシネマです。もともとこのシリーズの大ファンだというコータローさんが、どんな端役でもいいから出たい、と事あるごとに人に言いまくっていたら、出演が決定したというなんとも微笑ましいきっかけ。たとえそれがヤクザVシネでも。

コータローさんは、その巻のメインとなる男と雀卓を囲むシーンで登場したのですが、役としては一応ボンボンの舎弟。なのにその長身とオーラのせいで、どう見ても只者じゃない空気をまとっています。私にもある意味ミスキャストだということは分かります。昨日見たカラーズオブライフでいえば、さわおの兄貴プライベーツ延原(若頭)あたりが妥当な配役ではないでしょうか。もしくはガサ入れに来る刑事。

オールバックにスーツ姿のコータローさんが麻雀打ってる姿は、なかなかさまになっててかっこよかったです。ストーリー自体はヘビーで、残酷なシーンもあったのですが、男気やら度胸やら恩義やらで構成された、暑苦しい硬派な世界は、意外に興味深く面白いものでした。最後エンディングのテロップにも、ちゃんと「古市コータロー」ってクレジットされてて、しかも3番目くらいのすごいいい位置なんですよ。また出て欲しいものですが、主役の清水健太郎が捕まっちゃったからねえ、シリーズももうおしまいなんでしょうか。

あと感動したのが、出演者の皆さんが麻雀牌を打つときの音。パシーン、とすごいいい音で卓に置くんですよ。あれはなんとも緊張感のあふれる、でもいい音でした。まねしてみたくなる。