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千里の道も一歩から

インフルエンザワクチン接種しましょう!

2012年10月31日 | クリニック情報

日本脳炎ワクチン接種後に死亡が2件続いたことで、N県立こども病院では、厚労省の調査で因果関係がなく問題がないとされるまでは、「積極的な接種を勧めない」との臨時見解を発表!

冬場はウイルスを媒介する蚊もいなくなるため感染の可能性は減るというのが理由のようです。

今のところ東京都や区の医師会からは、中止ではなく引き続き接種していくよう連絡が来ていますが.....

因果関係を証明するのはかなり困難だとは思いますが、誰もが安心して接種できるようにしっかりと厚労省は結論を出して欲しいです

この時期はインフルエンザワクチン接種が大事な時期です

ワクチンを接種する大切な目的

自分がかからないために
もしかかっても症状が軽くてすむために
まわりの人にうつさないために

ワクチンには、「本人のための個人防衛」と、「自分のまわりの大切な人たちを守る」という大きな役割があります。

25年間の小学校の調査から、インフルエンザワクチンの接種率が高いと、学級閉鎖日数、欠席率ともに少なくなることが明らかになっています

つまり、たくさんの児童がインフルエンザワクチンを接種することで、接種を受けた児童自身をインフルエンザから守り、学校での流行防止にも役立つという事です。

さらに、学童の集団接種によって、ワクチンを接種していない高齢者や乳幼児がインフルエンザから守られることもわかっています。

この間接的な社会衛星効果は、伝染力減弱効果ともいい、あらゆる予防接種で注目されています

ワクチン接種は、自分自身だけではなく、家族を守り、さらに学校の同級生、会社の同僚、未接種の乳幼児、高齢者を守る重要なものなんです。

ONE FOR ALL、ALL FOR ONE

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」、ラグビーではよく使われる言葉ですが、インフルエンザワクチン接種にも当てはまるいい言葉ですね

自分たちも先人達のおかげでいろんな感染症から守られて今があります。

はじめに書いたようにワクチン接種にはリスクもつきものですが、こんなに大切な役割があることも知っていて下さい


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