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千里の道も一歩から

同時接種

2009年09月19日 | インフルエンザワクチン

今日は、GWに次ぐ大型連休前ということもあり、外来はだいぶ混雑していました。

先週くらいからインフルエンザではなく、鼻水、咳、咽頭痛などの症状を主訴とした一般的な風邪が多くなってきているようです。

17日に変更された診療順番予約システムが、スタート時にいろいろトラブってしまい、受診された皆様には大変ご迷惑をお掛け致しました

いろんな問題を業者にぶつけて、連休明けには安定して運営できるようにしたと思います。

しばらくは、携帯の小児科画面からブログへのリンクはアクティブにならないのでご了承ください

厚労省のインフルエンザ専門家会議で、新型ワクチンと季節性ワクチンの同時接種を可能とする方針が出され、了承されたようです。
ただし、輸入ワクチンは安全性が確認されていないため、同時接種できるのは国産ワクチンのみとの事。

しかし、新型ワクチンが接種できる施設は限定的で、接種時期も含めて全く不明のままですので、今のところ、季節性ワクチンを先に接種しながら、うてる時期が来れば接種することになるかと思います

また、横浜市の男児が亡くなった例で、検査キット陰性で抗インフルエンザ薬が使用されていなかったことから、簡易検査なしでも、医師の判断でインフルエンザ感染と思われる場合には、タミフルやリレンザを使用できるようにする話もあります。

これはとても難しい問題です。

タミフルと異常行動の関連が否定されず、薬害とまで言われた時期もあり、また10歳代では今も原則投薬禁止という現実から、簡易検査が陰性の小児にタミフルを投薬させるのは、どの医師も判断に迷うのではないでしょうか?

確かに、家族内で感染者がいて、本人もインフルエンザを強く疑い簡易検査しても、「陰性」の人がときどき見受けれます。

これから新型インフルエンザ流行のピークに突入しようかという時期

常に新しい情報キャッチのアンテナを広げておかなければです


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