今朝、予防接種に関する衝撃的なニュースがTV、新聞に取り上げられていました
厚生労働省より、「小児用肺炎球菌ワクチン」と「Hibワクチン」の接種後に死亡例が4例報告されたことを受け、この2つのワクチンについて一時接種を見合わせる旨の通達がありました。
まだワクチン接種との因果関係は不明なため、因果関係がはっきりするまでの「一時的な中止」となっています。
欧米ではほとんどそのような報告はなく、今回心臓病などの基礎疾患を持っているケースもあるため、慎重な調査が待たれるところです
欧米に10年以上遅れていると指摘され、やっと加速し始めたばかりの予防接種事業が頓挫してしまうのも残念ですが、亡くなられた方の事を考慮すると早い原因究明が必要です。
しばらくはどの医療機関でも混乱しそうな感じです。
先日、国立成育医療センターのS先生による、これからの新しい日本の予防接種スケジュールについての講演を聞いたばかりで、同時接種を前提にかなりのワクチンを接種するんだなぁといった印象をもちました。
生後2か月からB型肝炎の予防ワクチンが入っていたり、水痘、おたふくワクチンが1歳と5~6歳の2回接種になるなど、他の先進国のスケジュールにかなり近づいているようです。
このスケジュール表は、近々日本小児科学会のホームページからダウンロードできるとのこと