「突発性発疹」は生後6か月ごろから2歳くらいまでのほとんど赤ちゃんがかかるウイルス性の感染症です。
突然38~40度の高い熱が3日間ほど続き、熱が下がってから顔~からだに発疹が出現します。
便がゆるくなることもありますが、高熱の割には比較的機嫌が良く過します。(解熱して発疹が出現してからの方が不機嫌になることが多いようです)
生まれて初めての熱という事も多く、また突然の高熱のために熱性けいれんが最もの多い合併症と言われています。
この突発性発疹の原因ウイルスには
① human herpes virus 6 (HHV-6)
② human herpes virus 7 (HHV-7)
と、2つの原因ウイルスがいると言われており、そのため 突発性発疹は2回罹患することがあります
HHV-6は1986年、HHV-7は1990年にそれぞれ発見されています。
HHV-6による突発性発疹 平均生後10か月に罹患
HHV-7による突発性発疹 平均1歳6か月に罹患
そのため一般的には、1歳前にかかる突発性発疹の原因はHHV-6によるもの、1~2歳ごろにかかる2回目の突発性発疹の原因はHHV-7によることが多いと言われています
もう突発性発疹はやったのに、またですかぁ~と思われるかもしれませんが、このように2つのウイルスが存在するためなんですね。