本日で今年の診療は終了致しました。
帰省や旅行などで出かけた方が多かったり雨の影響か、昨日までの大混雑がウソのように外来は空いていました。
しかし、相変わらず下痢、嘔吐を訴える感染性胃腸炎が増えております
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です
原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあり、主な症状は腹痛・下痢、嘔吐、発熱です。
「ロタウイルス」、「アデノウイルス」による胃腸炎は、乳幼児に多く見られます。
これらの胃腸炎は症状のある期間が比較的短く、特別な治療法がないことからウイルス検査を行わず、流行状況や症状から「感染性胃腸炎」と診断されます。
そのため、「ノロウイルスでしょうか?」などと言ったご質問には即答できず、「感染性胃腸胃炎ですね」とお伝えしているのが現状です。
最近では有料でノロウイルス検査もできるようになっているため、クリニックでも検討中ですが、食品関係の仕事などでどうしても知りたいと言う方以外(特に小児)は、検査してノロと判明しても治療法は特に変わりません。(あくまでも水分摂取や安静、整腸剤、解熱剤などの対症療法となります)
インフルエンザも流行期に入り、1月からの流行状況やワクチンの効果はどの程度あるのかなど懸念されます
2012年もあと少しで終わりです。
1年間クリニックを一緒に支えてくれた全スタッフに本当に感謝、そして十分な休養を取って、また2013年も皆様の健康サポートのお役に立てればと思います。
年末年始の休診日のお知らせ
平成24年12月29日(土)~平成25年1月4日(金)
1月5日(土)から通常診療となります。来年も宜しくお願い致します