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千里の道も一歩から

おたふくかぜワクチン安定供給へ

2017年08月01日 | クリニック情報

しばらくの間不足していた「おたふくかぜワクチン」が、メーカーより通常出荷再開との通知が来ました

8月からはネット予約、直接来院のどちらでも「おたふくかぜワクチン」の接種は可能となります。

6月から7月にかけておたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が流行っていましたが、夏休みに入り小康状態となってきました。

おたふくかぜは軽いカゼではなく、1000人に1人程度おたふく難聴が発症するという報告があります(実際はもっと多いとも言われています)。

それ以外にも、無菌性髄膜炎、脳炎、精巣炎、膵炎といった重篤な合併症もあり、予防にはワクチン接種が唯一の有効な対策です。

任意接種ですが、「おたふくかぜワクチン」も1歳になったらMR(麻しん・風しん)、水痘ワクチンと一緒に接種をお勧めします。

1回のワクチン接種では十分な免疫が得られなかったり、接種後数年で免疫が減弱することがあるため、MRワクチンと同じ5~6歳ごろに2回目の接種をすると良いでしょう(1回目から2~4年間は間隔をあけることとなっています)

あとは、いまだ定期接種のワクチンなのに供給不足のままとなっている日本脳炎ワクチンが、一刻も早く安定供給再開されて欲しいと願うばかりです