11月1日から定期接種に使用中の小児用肺炎球菌ワクチンが7価から13価へ変更されます
これまで使用していた小児用肺炎球菌ワクチンは7価で、新たに6つの血清型を追加した製剤となります。
特に薬剤耐性菌の比率が高く侵襲性肺炎球菌感染症に占める割合の高い血清型19Aを含んでいる事より、これらの脅威から守る有効な予防手段としてもプレベナー13の役割が期待されています。
これまで7価で接種を進めていたお子さんたちはそのまま明日から13価へ切替えとなります。
ワクチン接種票も既存のものがそのまま使用出来ることになっています。
表にあるように任意接種で「補助的追加接種」という枠も設けられています
これまでの7価のワクチンを4回接種完了した小児に対して、4回目の最終接種から8週間以上あけてプレベナー13(6つの血清型が追加)を補助駅に追加接種することで、侵襲性肺炎球菌感染症に占める割合の高い血清型19Aを防ぐことが出来るというものです
しかし、定期接種には含まれないため任意接種(自己負担)であり、6歳未満のお子さんが対象となります。
この世界地図を見ると、主要国では日本と中国だけが、プレベナー13価が発売されていなかった事が分かります。
さらに2013年4月の時点で、プレベナー13の承認国、定期接種導入国でないのは、先進国では日本のみでその他はほとんどがアジア、アフリカの発展途上国という事実
これでやっと小児肺炎球菌ワクチンに関しては先進国の仲間入り
しかし、B型肝炎、水痘、おたふく、ロタなどまだまだ定期接種すべきものが山積しています。
子供たちは国のタカラ、地球のタカラです、国がもっともっと積極的にワクチン事業を進めて欲しいと願うばかりです
不明な点は、厚労省HPの「小児肺炎球菌ワクチンの切替えに関するQ&A」をご参照ください!