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千里の道も一歩から

不活化ポリオワクチン9月~

2012年04月24日 | 不活化ポリオワクチン

やっとという感じで、厚労省が今年の9月1日から「生ポリオワクチン」から「不活化ポリオワクチン」に切り替える方針を発表しました

今年の春の生ポリオワクチン接種の会場でも、不活化ワクチンが出るまで手控えるという方が多く通常よりもかなり少ないと聞いています。

単独不活化ポリオワクチン: 9月~(公費か自費かは不明)

ジフテリア、百日咳、破傷風(DPT)+不活化ポリオの4種混合ワクチン: 11月~(公費負担)

当クリニックでは今年から輸入会社を通して「不活化ポリオワクチン」の接種を行っています。

使用ワクチンは「サノフィパスツール」というフランスの会社が製造しているもので、世界でも広く使用されており国内の病院などで輸入されているワクチンもほとんど同じものです。

サノフィパスツール社は、ヒブワクチンを日本向けに製造している会社で日本では結構おなじみのところ。

このサノフィパスツール社が製造している現存の不活化ポリオワクチンを輸入することは厚労省はせず、日本向けに同じサノフィパスツール社に作り直させたというワクチンです。(ワクチンの中身は輸入ワクチンとほぼ同じもので、製造方法の違い?かなと考えられます)

ここまで待たせた理由はそのためのようですが、今年2月に承認申請し5月中に承認、9月より接種OKと異例のスピードです

なんだ、やればできるじゃない!

現在、輸入ワクチンで接種をされている方は、9月以降は国内承認の不活化ポリオワクチンで問題なく継続できますのでご安心下さい

9月からは新型インフルエンザワクチン騒動ならぬ、「不活化ポリオワクチン騒動」でまたまた大変なことが予想されます

「ワクチンは足りるんですか?」、「予約できますか?」、「スケジュールは?」などなど

9月までに接種できる方々はこの騒動の前までに、出来るところまで輸入ワクチンで接種しておいた方がいいかもしれませんね.........

この秋は、不活化ポリオワクチンとインフルエンザワクチンなどの接種が重なるのでいろんな意味で心配です