林道脇でも深山の花、オヤマボクチ

　オヤマボクチは、一度目をつけておけば別であるが、向こうからアピールして来るものがなく、丸々とした独自の形があるにもかかわらず、見つけるのはそう簡単ではない。あてがわれた場所にあって、そこで一切自己主張することなく、周りに溶け込んでしまっている。蜘蛛に糸を巻かれて縄張りにされても、超然とした姿である。相当な、ナルシストのようだ。

 

　近くに、イヌホオズキがまだ咲いていた。