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山里から ・写真と短い文で綴る田舎の生活

山里の自然と生活の一端を、短文と写真で記録しています。健康に感謝しつつ、日々、世界の平和と安全を願っています。

緑陰の小道

2012年07月31日 | 野・山・自然

 

 

 小道へそれると、何かいいことがありそうな気がする。子どもの頃から、そう思いながらも、なかなかそのような機会を持てずに、今に至ってしまった。大多数の人たちは、おおむねそのようなものだろう。

 4年に一度のオリンピックは、特別な才能を持った人、或いは並外れた努力を続けることが出来た人々が踏む、晴れ舞台である。どの競技のどの選手も、世界で何番と数えることが可能な位置に居る。そのような人たちの、競技を終えた後の顔は、勝負の結果がどうであれ、皆とてもいい。明日につながる希望を持っているのである。どうにかして、見習いたいものであるが、土台から見直さなければいけないかな?

 


ヤブデマリの赤い実

2012年07月30日 | 山野草

 

 

 林間の道路で足を止めると、小鳥たちの生きのいいさえずりが聞こえてくる。ピィッ! ピーヨピッピとヒヨドリが鳴く。一瞬のときをみて、ホーーホケキョとウグイスも鳴く。ここらまではバード・ウオッチャーでなくても、ほぼ分かる。が、ここからが素人の悲しさである。その声がどの方角から聞こえてくるのか、まるで分からない。ましてや、その姿を捉えるなど夢のまた夢である。そんな状態であるから、鳥を写している人に対しては、一も二もなく尊敬の念を持つ。

 ヤブデマリの赤い実に出合って、一瞬はっとした。その鮮やかな美しさは、自然に恵まれた中で、その粋を一身に集めることが出来た、選ばれたもののみが放つ輝きを纏っていた。山里では時々、こんなプレゼントがいただけるものである。

 


チダケサシ

2012年07月29日 | 山野草

 

 

 根ノ上高原のレストラン・スカイで、赤米のご飯をいただいた。普段は素材の味を生かした薄味になじんでいるので、副食の味付けが濃いのにはいささか違和感を持ったが、一所懸命調理されたであろう心意気が伝わってきたので、“まずまず”の印象となった。

 湿地を覘いてみると、サワギキョウやノリウツギ・白玉干草が目に付いた。それほど広くない遊歩道で、中年カップルや子供づれ、或いは若者のペアに次々と出会う。しばし日常の喧騒を逃れるには、1000メートルの高原は格好の場所ではある。


蝶の休息

2012年07月28日 | 野・山・自然

 

 

 猛暑の気配漂う朝、ベニシジミ蝶が休息をとっている。炎天を予感した生き物たちは、それぞれにすでに対処法を決めて、スケジュールに従っているのであろう。自然にやや鈍感な人間のみが、カメラを携えたりなどして、ウロウロしているようである。

 午後、街中へ買い物に出かけたが、今夏の最高気温を記録する中である。さすがに人も車も出渋っているようだ。スーパーは、若干冷房を強くして凌いでいたが、某ホームセンターはあくまでも省エネ対策実施中の看板を下ろす気はないようであった。組織が大きくなると、かゆいところに手が届かなくなるのはやむを得ない面なしとしないが、何だか大いに気の毒になった。


アキノタムラソウ

2012年07月27日 | 山野草

 

 

 オリンピックの開幕である。開会式を前に、なでしこジャパンに続いて、男子サッカーも予選リーグで勝ち星を挙げ、上々の滑り出しである。しかもその相手が、優勝候補ナンバー・ワンのスペインである。マスコミにとってこの上ない条件が揃ったことになる。大いに、鉦や太鼓を打ち鳴らしてくれることになるのだろう。やたら乗っかって行かないように、心しておくことにしよう。

 写真は、アキノタムラソウ。野辺にあって、スッと伸びた姿が結構目立つのであるが、ほとんどその名前で呼ばれることはない。