アキノノゲシが咲き出した。この花は季節の案内人である。もう後戻りはない。盛夏に顔を見せる回数が少なかった種類の花は、残念ながら今シーズンは時間切れである。コウゾリナなど、しっかりした姿を見せて欲しかったものが少なからずあるが、今はまだ振り返る時ではない。
アキノノゲシと歩調を合わせるかのように、黄色いハルノノゲシも咲いていた。ハルノノゲシは、暑さには弱いようで、咲いても数時間のうちにしぼんでしまうようである。
白いアキノノゲシ
夏に咲いた、ハルノノゲシ
アキノノゲシが咲き出した。この花は季節の案内人である。もう後戻りはない。盛夏に顔を見せる回数が少なかった種類の花は、残念ながら今シーズンは時間切れである。コウゾリナなど、しっかりした姿を見せて欲しかったものが少なからずあるが、今はまだ振り返る時ではない。
アキノノゲシと歩調を合わせるかのように、黄色いハルノノゲシも咲いていた。ハルノノゲシは、暑さには弱いようで、咲いても数時間のうちにしぼんでしまうようである。
白いアキノノゲシ
夏に咲いた、ハルノノゲシ
台風の接近で、急遽稲刈りの準備にかかった農家も、今日の天気の状況で、どうやら取り越し苦労をしただけで、そのまま、矛を収めることとなったようである。稲が倒れさえしなければ、取り入れは、少しでも先延ばししたいのが、本音なのである。
今シーズンは、未だヨメナの生育が思わしくないのであるが、婿菜と言われるシラヤマギクはすこぶる調子が良いようである。囃しに乗る性質が適しているのであろうか。そう言えば、オトコエシの白い花も、今年は目立つ所に生えている。
朝のうちは、昨日までの冷涼な空気のままであったが、時間とともに気温が上がってきた。天気予報を見ると、台風が近づきつつある。向後4・5日はその影響を受けることになるようだ。このところ、雨や台風は、土日を目標にすることにしたらしい。分かりやすくていいのは、時代に合わせた結果であろうか。
近くの山野草愛好家の方に、立派なイワシャジンを見せていただいたが、野の釣鐘人参も元気なことでは負けていない。はかなげな色は、自然の中にあっても、“丈夫”の裏返しである。
最低気温が20度を切るようになって来た。朝の情景がかなり変化し始めた。モモコとモンタは、一寸ホットカーペットを入れると大喜び。ジーコとテトリンは敬遠気味だが嫌いではない。ツリリンは極力避けている。習慣を大事にする我が山の神様は、朝になると相変わらず窓を開け放ち、外気と親しんで健康そのものである。
コウヤボウキが秋を告げている。天候異常の影響なのだろう、枝ぶりがきわめて良くない。おそらく花数は例年の三分の一と言ったところか。
かなり離れた山の斜面に白い花が咲いている木があって、気になっていた。遠すぎて、今まで、カメラの300ミリ望遠レンズで覗いても、はっきりしなかったのだが、その花の木の正体がやっと分かった。あまり日当たりの良くない道路際の木にもチラホラ花を付け出したのである。
アジサイの仲間ノリウツギ。開花し始めたとたん、その場から割り当て分の空間をくっきり切り取って、周りから際立っている。その自己表現の見事さには見習うべきものがある。