四年に一度の閏日である。一日多いことで何か得したような気分でもあり、三月になるのが一日遅れることで一寸損をしたような感じ無きにしもあらずでもある。
山里の雪はすっかり消え、景色がカラフルになって来た。厳しい冬を乗り切ったことで、人々の心にゆとりが芽生えはじめる。花のシーズン到来だ。
四年に一度の閏日である。一日多いことで何か得したような気分でもあり、三月になるのが一日遅れることで一寸損をしたような感じ無きにしもあらずでもある。
山里の雪はすっかり消え、景色がカラフルになって来た。厳しい冬を乗り切ったことで、人々の心にゆとりが芽生えはじめる。花のシーズン到来だ。
冬の間、おそらく花の鉢などに隠れていたのであろうテントウムシが、このところ部屋の中で思いがけないところに転がっているのを発見して少々驚かされていた。見つけてはゴミ箱に入れていたのだが、どうやらそれはまだゴミ状態なのではないことにやっと気が付いた。今朝方のことである。それは移動中だったのである。今まで、それなりの経験を積んでそれ相当の知恵はつけてきていたつもりだったのだが、まだ世の中には知らないことが多いと思い知らされた。
先日地上に頭を出して活動を始めたフキノトウ。今朝はマイナス6度と冷え込んでいたので、まだほとんどそのままの大きさかも知れないと思いつつ覘いてみると、思いの外大きく成長していた。
湿った土を押しのけて、やっとフキノトウが顔を出した。2個のみ、まだ生まれたてで、それと知って見なければ見過ごしてしまうだろう。ボコボコボコと競うように生えてくるには、今しばらくの時が必要なようだ。
木の芽も堅い。大分雨風にもなじんで来ているが、まだ雪と氷の記憶にとらえられたままのようである。今日は又要注意の信号である。寒気の波が来ている。
寒い冬の間、室内を華やかに飾ってくれたシャコバ・サボテンは、そろそろ養生の時期に入る。花の期間は、大して日光に当ててやらなかったにもかかわらず、精一杯私たちの目を楽しませてくれた。感謝である。
この鉢は、いつの頃からあるのかはっきり覚えていないが、我が家に来てから十数年は経っている。最初の頃の茎は半分ほどしか残っていない。横のアンバランスな株は、適当な差し芽でちゃんとした管理が出来ていない、持ち主の性格を物語っている。頂いたひとの名をつけて、密かにマサミノシャコバと呼んで大事にしている一鉢である。咲く花の色はピンク。